デジタルガジェットとウェブサービスに関する最新ニュースを、電子雑誌『フリック!デジタル』と連携してお届け! [ Flick! 毎月20日発売 ]

« 【Ingress】新メダルTranslator登場、Ingressメディア芸術祭展示 | メイン | 高級なiPhoneバンパーは、高級なケースに【ラヂオケースfor iPhone 6 Plus】 »

2015年1月31日 (土)

『働くこと、学ぶこと』をめぐる生徒と先生のトークセッション iTeachers×iStudent  教育ICTプレゼンツ【更新中】 #iPadEduT

正直、今、新社会人としてオフィスで働こうとすると、キーボードが打てないとか、ワープロソフトが使えないとかでは話にならない……というか、上司や先輩は『困ったな』っていう顔をするのは間違いないだろう。

Word、Excel、メールやブラウザー、『ググる』スキルも必要とされるだろう。できることなら、プログラミングや、ウェブサイトの構築、フォトショップなども使えた方が、道が開けるだろう。

が、基本的には学校ではあんまりそういうことは教えない。それはいつ身につけるんだろう?

勉強するにしたって、デジタルデバイスの力は借りた方がいい。パソコンやタブレットを自由自在に使いこなす教育の方が効率はいいはずだ。

ただ、現実は『手でノートを取らないと覚えない』とか、『検索するんじゃなくて紙の辞書を使いなさい』と言われる。効率ばかりが学習ではないが、効率的に学習する工夫は必要だろう。タブレットで、問題集をこなしたり、Skypeでアメリカやイギリスに住むネイティブスピーカーと、直接話した方が効果的な学習ができるに違いない。

が、現実は、そうはなっていない。何が問題なのだろう。

ひとつは、『教育』というのはひとつの制度だから、硬直しがちだというのはあるだろう。誰もがタブレットやデジタルデバイスを購入できるわけではないという平等性の問題もあるだろう。もしかしたら、先生達がデジタルデバイスをうまく扱えないのかもしれない。

そんなわけで、flick!でも教育に関する問題はたびたび扱ってきたが、今日もICTの導入に努力する有志の方々の団体iTeachersの方々のイベントに取材にうかがったので、レポートしよう。

Dsc07332

なお、例によって、以下は聞き書きのメモ書きなので、厳密はレポートではないことをお断りしておく。

●印は、プログラム。その隙間にメモ書きしていく。
なるほど、今日は生徒さんの立場の人と、先生側の立場の人が交互に話すのね。

なお、以下でUstsreamさているはず
http://www.ustream.tv/channel/iteachers
twitterのハッシュタグは
#iPadEduT

●--------------------------------------------------------

●■ オープニング:
●[司会]小池 幸司 先生(教育ICTコンサルタント) / 神谷 加代 さん (ライター)

Dsc07329

【更新中】

●--------------------------------------------------------
●■ Session 01 〜 プレゼンテーション 〜
●テーマ:勉強と仕事とICT
●--------------------------------------------------------

●〇 iStudents 01
●・長谷川 加奈 さん (東京国際大学 4年)
●タイトル 「勉強と学びのスパイラルアップ!」

Dsc07333
勉強と学びの違いは何?
私の人生を変えた学びについて→ひとりでは学べない

自分でInputとOutputが出来る人になりたい。

Dsc07338
就職活動でiPadを使ったら、とても注目されて評価された。
(まだ普及していないらしい)

●--------------------------------------------------------
●〇 iTeachers 01
●・小酒井 正和 先生 (玉川大学)
●タイトル 「教育 ICT の次一手はこれ!〜IoT でつくる新しい学び〜」

Dsc07355
いわゆる、一流企業は面接を受ける時点で80%が有名大学。
『なんのために勉強するの?』
スクールカーストなどなど、小〜高校の勉強、学校社会のリセット。

アクティブラーニング。
チョロQ最強伝説。

Dsc07357
まだ見ぬ仕事を作り出すために。
学習の効率化。
ICTで効率を上げて、活用力を増やす時間が必要。
クラウドコンピューティングを使うとか、時間が必要。

Dsc07360
興味をひくためにものに影響を与える
IoT。
小坂井先生の学校の植物工場。
デバイスを作ってモニタリングしている。

Dsc07361
今時に必要なビジネスのセンス。

人生の勝者ってなんだ?
→最後まで立ってるヤツ
 常に学んで変化できる人。


●--------------------------------------------------------
●〇 iStudents 02
●・和田 泰弘 さん (デジタルハリウッド大学 2年)
●タイトル 「僕がデジハリに入り2年がたった今」

大学でWeb専攻。

Dsc07368
学長の顔写真がインパクトあって入学を決めた。

Dsc07366
授業でティーチングアシスタント。
教える側に立ってみて体験したことがあった。
質問に答えなきゃならないんで、予測して勉強するようになった。

インターンシップで学んだこと。
お金をもらって勉強する。
チームでモノを作る難しさを知れた。

これから卒業制作。

●--------------------------------------------------------
●〇 iTeachers 02
●・栗谷 幸助 先生 / 石川 大樹 さん (デジタルハリウッド)
●タイトル 「〜プログラミング教育〜 子供達の“働く”に何をもたらすべき? 何を教えるべき?」

栗谷先生は、映像を使った反転学習などが専門。

Dsc07380
山口さんは、デジハリのカリキュラム開発などの政策に携わった。

Dsc07378
プロミグラミング教育が熱い!

Dsc07374


海外はもちろん、国内でも、義務教育段階からプログラミングが推進される。

指導要領には百数十ページにわたって要領が記載されているが、実はそれについて分かっている先生がいない(理数系の先生が基本的に教えているらしい)。そもそも、専門の教育を受けている人はいない。

民間の動きとして、サイバーエージェントのスクールとかいろいろ。

なぜ、プログラミング教育が必要なのか?

プログラマー人材の不足。経済成長の種まき。プレゼン能力の向上。

Dsc07381
プログラミング学習と、その挫折(石川さんは挫折した)。

コーディングじゃなくて、プログラミングのPDCAを学ぶべきじゃないのか?

Dsc07385

Dsc07387

●--------------------------------------------------------
●〇 iStudents 03
●・渡辺 康太 さん (広尾学園中学校 3年)
●タイトル 「僕と部活とICT」

中学三年生!

僕と部活とICT。

デジタルネイティブ世界。

Dsc07390
幼稚園のころにYahoo!のメールアドレスを作って、小学生でTwitterを。

写真と、演劇部の照明、という部活にパソコンを使いこないしている。

Dsc07393
グーグルマップで下見して、RAW現像して、Googleドライブで共有。

Dsc07396
マックからLED照明をコントロール。

サイトを作ったり、動画を撮影したり。

Dsc07398

子供にとって、部活は仕事なんじゃないか?
授業はiPadで、部活はMacBook。

そして、いろんな大人に出会えたり、それが、将来の仕事につながるんじゃないか?


●--------------------------------------------------------
●〇 iTeachers 03
●・金子 暁 先生 (広尾学園中学校・高等学校)
●タイトル 「教育活動をリデザインする 〜学校×教員×生徒再定義〜」

広尾学園の金子先生。

Dsc07410
定員の1/3しか、生徒が来ない状態から教育改革で、定員を超えて受験生が来る状態に。

Dsc07404
その改革の、第2期では、ICTデバイスを増やしていっている。

Dsc07405
多様なデバイス。それぞれに最適なデバイスを使う。そして、デバイス依存にならないシステム作り。

Dsc07411


いや、広尾学園さんは本当に先進的なんですね。

Dsc07412

Dsc07413

Dsc07414

Dsc07415

Dsc07416

Dsc07417

●--------------------------------------------------------
●■ Session 02 〜 iTeachers × iStudentsトークセッション 〜
●テーマ:教育ICT 本音トーク
●パネリスト:iTeachers 3名 + iStudents 3名
●モデレーター:小池 幸司 先生(俊英館)

Dsc07423

まずは、QAを中心にしたトークセッション。

Q仕事へのイメージは+ですかーですか?

渡辺:どっちかっていうとマイナス。実際にやってみないと分からないと思いますが。
長谷川:完全に+で。働いてみたくてしょうがない。

Qもし人生がやりなおせるなら、もう一度今の仕事をやりたいか?

金子:どの職業についたとしても、最終的に今のような仕事をしているだろうな。自分のやりやすい環境を作り、自分のやりたい仕事を作っていたと思う。
栗谷:最初は流通>ウェブデザイン>今教える仕事。大学の先生って、免許があるわけじゃない。自分が経験したことの楽しさ、喜びを若い人に伝えていきたいっていう風に思ってやっている。それが先生だとしたら、やりたい。

Q自分にとってICT機器はどういう価値や意味を持つ

和田:自分を表現する場所。作ったものを出していけるし。発信できる場所、見る場所。
渡辺:扉、窓。twitterから世の中のいろんなものが見えたり、聞けたりする。ネット上のものを使って、次のステップへの手がかりを。

Q機能制限の運用に関して

小酒井:年齢にそった規制。自分の中学生を娘は、子供に自由に使わせている。ご父兄の了承を取った方が早い。先生はけっきょく親御さんからの圧力とかに影響されるし。
金子:iPadは素晴しいと思った。そっちにハマると問題が多い。中学生段階は規制が必要。高校生になると、あるていど規制をリリースしていっていいのかと思う。

Q普段、学校の先生たちはどのぐらい生徒、学生の要望を聞いてくれます。

長谷川:なんでも言うことを聞いてくれるます。それどころか、もっとなんか要望を言って欲しいと思ってらっしゃるんじゃないかと思います。
和田:デジハリは要望にはすごい応えてくれる。

Qそうしてそんなに表情豊かにしゃべれるのですか?

栗谷:研究している。音声だけのとかみて。
小酒井:営業用です。普段は無表情。こわい。先生を演じてる部分はありますよね。芸人さんみたいにエンターテイメントな部分はある。
小池:話したりとか得意じゃないので、そのへんは勉強しなきゃっていう部分もありますよね。

Q ICT導入にあたり苦労したところは?
金子:先生が生徒役になって模擬授業をしたけど、はちゃめちゃになった。「消えちゃった」とか「分からない」とか。でも、生徒たちは、全然すんなり使ったから、先生が別に先に使えるようになっているハズはない。

Q 先生と、生徒、保護者間のLINEやSNSのやりとりを禁止する自治体が出てますが、どう思いますか?

和田:ひいきされている人が出るっていうような話があるけど、それもその人の才能。禁止したって解決しない。
渡辺:細かく話ができるし、あった方がいいと思う。オフィシャルなコミュニケーションプラットフォームがあればいい。

Q教員と学生のオンラインのコミュニケーションプラットフォームについて。どういう方法を使っているか?

汎用のSNS(Facebookとか)を使うのって難しいと思う。違うところで展開した方が、頭の切り替えとか、接し方とか、区別がついていい。LINEとか、Facebookは使わない。(ゼミはLINEを使ったりするけど)。

最後に感想
長谷川:去年見てる側だったのが出るのに、ワクワクと不安があったのですが、出られて楽しかった。
和田:先生方がこういう集りをしてくれるのはありがたいなって思う。今後は自分の得た技術をどれだけ発揮できるかを今年は発揮したいなと。
渡辺:金子先生の今後の計画を聞いて、これから楽しみだな……って思いました。
小酒井:毎年、プレゼン上手くしようと思ったのですが、弟子が上手て困った。他のみんなも上手だった。私は専門が学者で、ICTをもっと普及させていきたい。
栗谷:さまざまな事例を知りたくて、さまざまな効果が知りたくて、そういうことをiTeacherという場で協力できればと思っている。
金子:テーマを忘れててプレゼンを作ってて、即座に方向転換をした渡辺君という世代と、方向を変えようともしない世代。今後は、学校単位のことを突き抜けて、日本の学校のICTを考えていきたい。

コメント

コメントを投稿

flick_twitter+facebook



このチームが作っている本のブログ

  • 【このチームが作っている
    本のブログ】




flick! editors

  • 村上タクタ

    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

flickの広告バナー