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2014年5月

2014年5月30日 (金)

cheeroから、完璧な大容量バッテリーEnergy Plus 12000mAh登場(追記あり)

※注:販売は6月1日12:00からだそうです。

※注2:12:00に販売スタートして、2〜30分で売り切れたそうです。「それなりの数を在庫している」とのことだったのですが、ウェブで一気に情報が行き渡る世の中では、在庫のコントロールは難しいのですね。というわけで、続報があったらお知らせします。次の入荷も2980円だったらいいんですけど……。

※注3:あまりに速く売り切れたので、来週中に入る次回分も同じ値段で売るとのこと。発売日情報を入手したら、ここ&FBに書くのでチェックしといて下さいねw


cheeroから、完璧な新世代の大容量バッテリーEnergy Plus 12000mAhが登場
する!

そもそも、cheeroを有名なバッテリーメーカーにしたのは、『cheero Power Plus 10400mAh』だろう。僕もとあるイベント会場で買ったのを覚えている。今のDanboバージョンと同じカタチをしていて、グレーメタリックの地味なヤツだ。

それから、LEDが付いて角が丸まったcheero Power Plus 2 10400mAhが登場、それがダンボータイプのケースに入ったのが、cheero Power Plus 10400mAh DANBOARD Versionだ。

なんだかんだいっても、cheeroの一番のメリットは『安い、早い、うまい』にある(意味不明)。そういう意味で、この10400mAhのシリーズは、cheero躍進の原動力だったといえるだろう。これひとつ持ってれば、iPadまで充電できて、複数のデバイスを持っていても全部充電できる。この安心感こそcheeroだ。

そのcheeroのフラッグシップモデルがついに世代交代する。それが、この『cheero Energy Plus 12000mAh』だ! ちなみに参考小売価格(一般店舗などで売る価格)は6980円だが、初回リリース価格は2980円だから売りきれたら困る人は、今この瞬間、こちらからどうぞ。

_pages容量は、従来型と較べて約15%増しているにも関わらず、厚さは30%減、重さも5%軽くなっている。10400mAhのダンボーと較べたらこんな感じ。

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もちろん、従来型と同様1A、2.1Aの2口。

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iPhoneとiPadを同時充電することができる。

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LEDも付いてて、ビカーッと光る。

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さらに重要なポイントは 2Aアダプターが付属していること。本体のINは1.6Aなので、充電は1.6Aに制限されるが、それでも一般的な500mAhよりだいぶ速い。

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だいたい従来製品(cheero Power Plus 2 10400mAh)と較べて1.5倍の速度で充電可能とのこと。

というわけで、新たな定番製品となるだろう『cheero Energy Plus 12000mAh』。薄くて、フラットで、鞄に入れやすく、少し軽くて、大容量。おそらく単体でiPad Air(約8700mAh相当)を、空から満充電にもっていくパワーがあり、iPhoneならおよそ6回満充電にできる。アダプターからの充電も1.5倍速。買って損のない新定番バッテリーだ。

というわけで、お求めはこちらから



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ちなみに、これは推測の話なんだけど、この形状はたぶん、従来型は形状からするとリチウムイオンの18650が入ってたんだと思うけど、薄くなったってことは、リチウウポリマーになったんだろうなぁ……なんてごにょごにょ。軽くもなるわけです。

 

2014年5月29日 (木)

5万円のiPhoneバンパー、SQUAIRのクアトロの謎解き

既報の通り、SQUAIRから、5万円のジュラルミンバンパーがリリースされた。

iPhoneと完全に一体化したような装着感、17gの軽量、龍のウロコのようなディンプル、軽くて硬いA7075の超々ジュラルミン、そして、ネジ止めナシでの装着……と、ある意味究極のジュラルミンバンパーだ。カラーはこれまでの同社のバンパー/ケースと同様、ゴールド、シルバー、ブラック。

A7075は、ゼロ戦で使われたことから伝説をまとった素材となっているが、硬質で強度のあるアルミの合金で、ゼロ戦以降にも数多くの飛行機の強度部材として使われている。ちなみに7000番台は、アルミ合金のなかでも特に、アルミ、亜鉛、マグネシウム、銅の合金に使われる番号で、A7075はアルミ合金の中でももっとも強度が高いもののひとつ。ゼロ戦の……というと凄そうではあるが、現代ではバイクやラジコンの高価なカスタムパーツなどでは使われることも多い。

ちなみにこのバンパーの正式名称は『SQUAIR Duralumin Bumper Quattro』という。

このバンパーに関して、いくつか謎解きをしておこう。

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龍のウロコのようなディンプルはミルを微妙に上下することで作られる。形状の複雑さに対して、作業効率も(一応は)考えられている。完全に作業効率を無視した10万円のケースと少し違うところだ。

しかし、このディンプル、適度なザラザラ感によるグリップがとてもいい。

しかし、上下パーツとの合いの部分や、iPhoneの表面、裏面に対してディンプルが終る部分では、ちゃんとディンプルもなくなっている。単なるそういう形状をしている部品……ではなく、すべてコントールして掘り込まれているからこそだ。

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名称にクワトロと入るのは、文字通り4つの部品に分かれるから。

ちなみに、ネジ止めなして固定される接合部分は、新開発の『ITOIGAWAラッチ』で固定される。

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こんな構造になっていて、画面側を先に押さえて、後を押し込むことで、わずかながら後端が開いて、カチリと嵌まる構造になっている。伸び方向の撓みは、上下の内側の溝にはめ込まれたシリコンが吸収するので、実にしっかりと固定される。

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図に描いてみるとこんな感じ。センターの一番薄い部分は、わずか0.23mmしかなく、わずかに外側に開く。その部分が開くことで、パチリとハマリ込むというワケだ。これがITOIGAWAラッチ。A7075と、硬質アルマイトの硬度があるからこその構造だ。

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付け外しは簡単。製品には取り外しを楽にできるように、ジュラコン製のリムーバーが付属するが、外す方向さえ分れば、素手で簡単に外して付けられる。また摩耗などによるガタもほぼ発生せず、手慰みにパキパキと付けたり外したりしても問題ないほどだという。

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製品のパッケージはなんとご覧のように細長く、4つの部品がまっすぐに並んで入っている(中央がリムーバー)。

さて、一番の謎は、なぜ今、これを売るかということかもしれない。なにしろ、2年ごとに形状の変わるiPhoneにおいては、多くの事情をしるファンにとっては5/5s系はモデル末期。おそらく3〜4カ月後には新型の(おそらく6と言われる)iPhoneが発売される。5/5s系があと数ヶ月で旧型になるなら、そのための5万円のケースを買う人は少ないだろう。

CEOの後藤氏は「おそらく、売れ行きは急激には立ち上りません。でもそれでいいんです。我々の生産能力だと、そのぐらいの売れ行きがちょうどいいんです」と語る。

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おそらく半分は真実だろう。しかし、iPhoneと同様、切削加工機でほぼ単品製作のような製造工程で生産されているこの製品は、おそらく図面を書き換えれば、ほぼその瞬間から、iPhone 6用を生産できるはずだ。

もちろん、実際には試作し、実際の製品との噛合を試したりはするのだろうが、それでも試作して、金型を起こして……という過程を必要とするプラスチック製ケースと較べれば、即座に生産を切り替えられるといってもいいに違いない。つまり、本作はiPhone 6用を一気に生産する前の量産テストといってもいい製品なのかもしれない。

iPhone 6が発売されてから、どのぐらい短期間でSQUAIR Quattroが登場するのか、楽しみにして観察してみたい。

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左から、2万3619円+税の CURVACIOUSバンパー10万円+税のMesh Case5万円+税のQUATTRO


SQUAIR工具の要らない革新的、ジュラルミンバンパー発売!

10万円のジュラルミンiPhoneケースで知られるSQUAIRから、ラッチ不要の4分割形式ジュラルミンバンパー『SQUAIR Duralumin Bumper Quattro』発売!

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新開発の『ITOIGAWAラッチ』で、4分割でネジ不要で組み付けられる革新的ジュラルミンバンパー。

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5軸の加工機からの削り出しで、表面は微細なディンプルに覆われている。切削するのに2時間かかるという。

本日16:00頃発売。
SQUAIRサイトから。

2014年5月28日 (水)

テレビとスマホを繋ぐGoogleの『Chromecast』

本日(5/28)、発売のGoogleのストリーミング用端末『Chromecast』(http://bit.ly/RyWhsN)。

スマホやパソコンの動画をHDMIで接続したテレビに映し出せるガジェットです。

Chromecast

 

その特徴は、

●端末不問

 Androido端末だけでなく、iPhoneやiPadでも使用可能。無料アプリがすでに配信中

 またパソコンでもブラウザ、Chromeの拡張機能追加で操作できるようになる

●接続が簡単

 HDMI端子に接続、自宅などのWi-Fiでスマホなどとつながる。YouTubeなど

 対応アプリに表示される『キャスト』マークをタップするだけで接続開始

●操作も簡単、スマホは『リモコンに』

 接続してしまえば、スマホやタブレットはリモコンに。

 再生/停止はもちろんボリュームは    スマホの音量ボタンで操作。

 スマホで動画を観ていた時と同じ要領で使える!

 またストリーミング中でも、メールをチェック、webを確認したりと

 スマホはいつもどおりに使える

●コンパクトで持ち運びできる

 72×35×12mm、32g。一般的なUSBメモリがやや大きくなった程度のサイズ。

 ACアダプターがあるものの、それでも十分小型。カバンに入れても気にならない

●衝動買い価格!

 希望小売価格は4200円+税というお手頃価格。試しに! と手を出しやすい

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※iPhone 5sでChromecastを利用。接続からここまで使用まで超簡単。YouTubeの上部、水色のマークが『キャストマーク』。写真はオンの状態

現在、対応サービスはYoutube、Google Play、NTTドコモの『dビデオ』、auのビデオパス。

家族や友人とみんなで動画を楽しむ、というのが最初に思いつく使い方だが、携帯できるサイズなので、

出張先のホテルにあるテレビに接続してゆっくり動画を観るなんてのもいいかもしれません。

また、パソコンのブラウザ、Chromeにも対応しているところもポイント(いまのところβ版の機能)。

タブの内容をそのまま表示できる。つまり動画のストリーミング以外のこと、

webの閲覧やGメールのチェック、GoogleDriveなどを介して写真を表示させたりもできます。

仕事でプレゼンにといった、使い方もできるかも……です。

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※ACアダプターで電力を供給。

2014年5月27日 (火)

『鞄の中のデジモノ百科』発売記念パーティをしたらスゴ過ぎた件

昨日発売されました『鞄の中のデジモノ百科』の発売イベントをしたら、エライことになりました(^_^;)

なにしろ、それぞれの方がイベントをしたって、何十人、何百人の方が集まるような方に集まっていただいたワケですから、もうそりゃ大変です。

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ちょこっと自己紹介をお一人ずつ……といって、マイクをお回ししたのですが、そもそも
、それぞれ1時間だって話し続けられるような方々です。話は面白くて終りませんw

私の仕切り能力の低さもって、みなさん楽しんでいただけたかどうか、心配です(^_^;)

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アイドル、芸能人、会社社長、コンサルタント、カメラマン、ライター、編集者……と、超濃いメンツで、なんだか自分たちだけで話を聞いているのがもったいなくなるほど!

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荻窪さんが撮ってくれたTHETA画像はこちら!
Spherical Image - RICOH THETA


さらに、そこに、超サプライズゲスト、先頃、1億人のユーザーを達成した、Evernote CEOの Phil Libin氏、 インターナショナル担当 Lindaさん、CFOの外村さんが登場!

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そこで、こちらもサプライズで仕込んでおいた、 Congratulation 100 million usersケーキで迎撃です(用意してくれた 渋谷シティラウンジスタッフのみなさん、ありがとう!)

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いやー、ホント、この本の撮影に協力して下さったみなさんにも、今夜集まって下さったみなさんにも感謝です!

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というわけで、こんなにユニークなみなさんの鞄の中が、たっぷり見られる、『鞄の中のデジモノ百科』ただいま、絶賛発売中であります!


※電子版もただいま準備中です。2週間後ぐらいに出ます。いましばらくお待ち下さい。

2014年5月26日 (月)

『鞄の中のデジモノ百科』本日発売!

デジモノ好きの『鞄の中身』を、スタジオでこと細かに撮影させていただく『鞄の中のデジモノ百科』本日、全国の書店で発売です!

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大人気を博した、去年の『携帯ツール百科』に続き、さらに40名の方の鞄の中身を撮影させていただいました。

タレント、会社役員、ビジネスマン、ライター、開発者、音楽家、カメラマン、雑誌編集者……などなど、いろんな職業の方の、鞄の中身を拝見しています。

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今回はさらにITの本場、シリコンバレーを取材、EvernoteのVPの方や、LivescribeのCEO、pebbleのエバンジェリストの方にも登場いただいています。

また、去年の『携帯ツール百科』と合わせて取材させていただいた92名の方の鞄の中身を統計としてカウント。(非常に偏ったデータながら(笑))どんなパソコン、タブレット、カメラなどが人気かの統計をつくっております。

モノ雑誌は数あれど、各仕事のプロが、本気で選んだデバイスが、モロに出ているところが非常に興味深いと思います。

本日、書店でどうぞ!

Amazonではこちら。

2014年5月22日 (木)

26日発売!『鞄の中のデジモノ百科』刷り上がり

昨年好評だった、『携帯ツール図鑑』の続編『鞄の中のデジモノ百科』が出来上がってきました。

週明けて、月曜日26日に発売です! 

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今回も、デジモノに詳しいライターさんから、芸能人、ビジネスマン、エンジニア、カメラマン、経営者の方……に加えて、ITの本場シリコンバレーの方々の鞄の中身を取材させていただいております!
今回は去年の号と合わせて、統計データもとっております。携帯はなんと●●%がiPhone、パソコンの●●%がアップル製品というところがflick!らしいですが、デジカメのメーカー別順位の一位が●●、機種別の1位が●●というところが、なんとも驚きです。

というわけで、26日発売、お楽しみに!

発売は、来週の月曜日ですが、Amazonでは予約も始まっているようです。


※追加情報。電子版もただいま準備中です。2週間後ぐらいに出ます。いましばらくお待ち下さい。

2014年5月21日 (水)

で、SNAPLITEどうなの?

発表会でお預りした、SNAPLITEをさっそくデスクに置いてみるとこんな感じ。

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いきなり商品イメージを崩す汚い編集部で申し訳ないですが、何が言いたいかというと、想像以上に設置面積が小さくて邪魔にならない。

ライトとしても使えるし、実は僕らでいうと、ちょっとした商品の商品撮影の照明に使える(笑)色温度が違う2つのライトを積んでるなんて、なんて便利なw

スキャンという行為を、カジュアルなものにしようというのは、すごくいいんですよね。

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ただ、うっかりすると、照明を当てて、写真撮ってるだけじゃないか論は出てくるでしょうけれど、使って見るとわかるのですが、スキャンする全体の操作感がとても洗練されてて気持ちいいのですよ。

そこで、ご家庭の奥様とかに、スキャンっていう行為が普及してほしい。

アプリがけっこう賢くて、名刺のクロップとかもちゃんとやってくれるし。

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1万2800円という価格は、もう一声って気もしますが、買って損はないパッケージにまとまっていると思います。まぁ、お母さん向けには要らないかもしれませんが、僕ら的にはEvernote連携なども設定で入っているといいなって思います。

あと、iPhoneは5か5Sがいいそうです。画像のクロップや処理にけっこうパワーを使うそうで。

こういう新しい市場の開拓に、ちゃんと女性の力を、変にもてはやしたりせずに、自然と活用できるところに、PFUさん、素晴しい会社だなぁ……と思ったりするわけです。

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【速報!】SNAPLITEは、iPhoneを使った超お手軽スキャナー

先週から、ティザーで『リスのアイコンの何か』を発表することを予告していた、PFUさんの発表会の会場より速報レポート。

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PFUの新製品『スナップライト』は、『iPhoneを利用した、カジュアルスキャナ』でした。

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普段はLEDの35ワット相当、420ルーメンの照明として利用できて、上に専用アプリを立ち上げたiPhoneを置くと、自動的にSNAPLITEとiPhoneはBluetooth接続で連動します。

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赤いレーザー光が出てて、どこまでスキャンできるか、ガイドラインになります。

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簡単にいえば、iPhoneで撮影するわけですが、高輝度LEDのおかげでまんべんなく光が当たるのと、取り込んだ画像を、台形補整したり、明るさ補整したりしてくれるので、ちゃんとスキャンしたような画像になります。

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これが、

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こうなる(あ、しまった、来週発売の新刊本の表紙をうっかり)。

LEDは2色あって、普段デスクライトとして使う時の暖色系のライトと、撮影時用のホワイトがある。

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A4以上の大きな紙も、撮影時に大きな紙を撮ると設定しておけば、アプリ上で(驚くほど)きれいにステッチしてくれる。

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背面にはUSBコネクターもあって、iPhoneの充電も同時にしておくことができる。

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iX500とかSV600とかをバリバリ使っている人にとっては、要らない気がするかもしれないが、本格的なスキャナは置く場所の問題もあるし、価格も安くはないし、いつもデスクにあるデスクライトとしては設置面積もとても小さいし、お洒落だし、それが、必要に応じてスキャナーとして使えるのはけっこう便利。

実は、このプロジェクト、チームはみなさん女性で、ご自宅の子育てシーンなどで、カジュアルなスキャナーとして使ってみて欲しいということだった。なるほど、たしかにそういうシーンにはマッチするかも。学校のプリントとか、スキャンしておくとかね。

ちなみに、スキャンした画像は、iPhoneのカメラロールに保存されていく。「できれば、Evernoteに自動保存するオプションを」と希望はしておいたけど、たしかにスキャナー初体験の奥様には、カメラロールにフォルダができて保存されて行くほうが分かりやすいかもしれない。

価格は、1万2800円(税込み)で、5月28日から販売される。

JINS社長の本『振り切る勇気』がとっても面白かった

日経BPの中川ヒロミ部長から、手書きのメッセージ付きで新刊本をお送りいただいた。日経BPさんの『スティーブジョブズ驚異のプレゼン』とか『ジョブズの料理人』とははすごく面白く拝読したのだが、「JINSの社長さんの本?」と正直ちょっと不思議な感じだった。

ジョブズやジェフ・ベゾズといえば、「おおっ! 知りたい!」と思うけど、JINSの社長さんは、一応ご挨拶させていただいたことはあるけど、僕が憧れているワケではないし、「なんで?」っていう感じがした。正直、よく社長さんが出すような『一代記』みたいな伝記本かと思って、内心『えー?』っていう気持ちがなかったワケではない。

なんだけど、ヒロミ部長から送られてきたしなぁと思って、一行読んだら、「アレ?」と思った。

「企業を決めた日のことは、よく覚えている。1985年の大みそかのことだった。」

なんだか、いきなりギュッと掴まれるものがある。

JINSの田中仁社長はプレゼンが上手い人だなっていう印象はあった。特に、先日のJINS MEMEの発表の時はそうだった。スティーブ・ジョブズのプレゼンもかくや……というと反論は多そうだが(笑)、インパクトのあるものをもってきて、ギュッと心を掴んだり、技術的は情報を出して、論理的に解説したり、すごくハートを掴むのが上手な人という印象だ。

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本の内容も同様。起業して、すぐに資金が底をつき、お父さんに援助を頼んで断られ、奥様のお母様にお金を借り、生まれたばかりの子供を果たして育てられるのかとドキドキする話から始まる。

「たいていこういう本は、ライターさんが書いているんだよな。ふふん。」なんて思いながら読み進む。世間ではゴーストライターなんて、いって批判されるが、人に読んでもらう日本語って案外難しいのだ。だから、社長さん自身が書いたモノより、ゴーストになんにせよ、ライターさんが書いたモノの方が読みやすいし、面白いし、骨子もしっかりするハズ。だから、僕はそれは事実でさえあれば、誰かが手を貸した文章の方がいいと思ってる。

が、読み進めると、これがおもしろい。

田中仁社長は、儲かると飲み歩き、会社を傾け、また建て直し、また他のことでどん底になり、立ち上り、まるでジェットコースターのような人生を歩んでらっしゃるのだ。

これは本人でなきゃ書けない。もしくは、書いているのはライターさんにしても、内容は田中さんご自身が体験されたことをちゃんと書くなり伝えるなりして、それをまとめたんだろうなと思える内容だ。それほど臨場感がある(もちろん、もしかしたら、ぜんぶちゃんと執筆されたのかもしれないが、それにしては文章のクオリティがプロ)。

すなわち、この分かりやすさが、今のJINSの明快さで、そこが人気の秘密ではあるよなぁと思う。コンセプトがよく考えられてて、明快なのだ。そして、なぜ明快にしたかまでがちゃんと本の中に書いてある。

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あと、自分が行った発表会の話が出てきたのにも驚いた。
「ちょうど、ITガジェット系ブログを運営するジャーナリストの松村太郎さんが、JINS PCのことを聞きつけ、体験したいと申し出て下さっていた。そこでメディアや松村さんとつながりのあるブロガーを30人ほど招待して、9月中旬に「ブロガーMTG Hard Eye Worker Meeting」という体験イベントを開くことにしたのだ」
とあった。これ多分、僕がお邪魔した発表会だ。


というわけで、先に読もうと思っていた本が10冊単位で机の上に積もってるのだが、その順序をすっ飛ばして、熱中して1時間ほどで読んでしまった。面白かった。

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僕自身は、目がいいので、メガネ屋さんは縁遠いのだが、「メガネはちゃんとしたところで買わなきゃ」といいながらも、夫に甲斐性がなくて、ここ10年もメガネを新調出来ていない妻に、JINSのメガネをとりあえず一回買うように勧めてみようかと思った。

なんか、チャレンジしてみたいと、元気の出る本。本日発売だそうだ。お勧めです。

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  • 村上タクタ

    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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