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2011年10月29日 (土)

沼にハマってますか?

コトの起こりはレンズ沼という言葉だった。

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そもそも、フリック!の周りにはレンズ沼にハマっている人が多い。

レンズの良さって微妙なのだ。

たとえば、1万円のデジカメでだって写真は撮れる。
そればかりか、携帯電話だって十分ハイクオリティな写真は撮れる。

普通、一眼レフを買うと
まず、28-85mmというような
標準ズームレンズをまず買うだろう。
せっかくの一眼レフだからと、100-200mmと
いうあたり望遠のズームをのレンズを買う人もいるかもしれない。

それなりに便利だ。
いろんな『必要な写真』を撮るには
適切な選択だ。

しかし、時に深い情念は適切な選択でないところからわき上がる。

典型的なのが、
単焦点の明るいレンズ。

たとえば50mmのf1.4。

先のズームレンズで十分にカバーできる画角だ。

しかし、単焦点はその画角専用に作られるだけだから
あいまいなところがない。
何かシロウトにとってもシャープな絵であることが感じられる。
そして明るい。明るいレンズであれば選択の余地は広がる。
どんどん開けていくこともできる。
ピントが来ているところ以外がホワーッとボケた写真を撮ることができる。
いわゆるボケ味ってヤツ。
このボケの具合が、レンズのできによって全然違う。

……なんてことを考えはじめると、
もはやレンズ沼に片足つっこんでいる。

冷静になれ、写っているものは同じモノだ。

と、思っても、写っている対象だけがクッキリ
そしてその前後が見事にボケた写真を見ていると
冷静さが失われていく。

そもそも、ズームレンズなんて邪道だ。
単焦点のストイシズム。
大きく寄って撮りたければ歩いて近づけばいいし
広く周囲を入れたければ、歩いて離れればいい。
……なんて思い始めたら、もう腰まで使っている。

望遠、超ワイド、魚眼、マクロ……
それぞれのレンズの善し悪しが分かるようになれば
曖昧模糊とした標準ズームだけでは
撮れない写真があることに気がつく。

……いや、その良さは
それを見る大半の人にはわかりゃしないのだ。
写っている人が同じなのに
『この背景のボケ味がね』
なんていっても分かってもらえるわけはない……。

そんな深淵なるレンズ沼に入るための
まず、初級編のレンズをご紹介。

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そして、レンズ沼の先達。

ライカの深くて広い沼にハマった中根さん。
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キヤノンの望遠レンズを使いこなして
モータースポーツを追う森山さん。
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実は、森山さんは20年ほど前、私がバイク雑誌にいた頃からの付き合いだ。

まだ、バイク磨きの小僧だったワタシは
森山さんに写真の厳しさを教わった。
1カットにかけるシビアな思い。
当時、ポジで撮影したバイクの走りの写真。
カリっとピンの来た森山さんの写真は
私にとって何よりも価値があった。

時速100km以上で走っているバイクに載るライダーの
ヘルメットのアライのロゴにピンを来させて
もう前後数㎝ズレると、ボケがある
というそんな超シビアな写真を注文したことだってあった。

『レンズを持ってないからその写真は撮れない、っていうのは
 プロとして言っちゃイケナイんだよ。
 だったら、レンズ買えっていう話だよ』
と、森山さんは言っていた。
だから、必要なレンズはいつも常に持っていた。

だからメルセデスのEクラスワゴンの荷室には
いつも完璧にメンテナンスされたレンズが
ぎっちりと載っていた。

命がけのレースの中で生まれる
絶対に撮り逃せない瞬間のために
いつも森山さんは妥協のない
準備をみせてくれていたのだ。

沼は何もレンズの周りだけにあるのではない。

ヘッドフォンもこだわりはじめるとキリがない世界だ。
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iPhone純正のヘッドフォンも悪くはない。

しかし、一度でいいから1万円超。
できれば2万円超のヘッドフォンを使ってみてほしい。

間違いなくこれまで聞いていたのと
まったく違う音の世界があることに気がつくハズだ。

そんなヘッドフォンの世界を案内してくれるのは
e☆イヤホン店長の西良太さん。

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その他、スピーカーや、キーボード
マウスなど……どうもデジタルとアナログのすき間
そこに深い沼がありそうだ。

今回のフリック!では
そのへんをちょいと追求してみている。

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flick! editors

  • 村上タクタ

    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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