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2006年7月12日 (水)

DRY CARBON①

ドライカーボンってご存知ですか?

ドカのカスタムパーツとしては定番中の定番(ノーマルの車両にもカーボンパーツが採用されていますが)の、怪しく黒光りしている樹脂製パーツですね。

そのカーボンパーツは、ウエットカーボンとドライカーボンの2タイプに大別され、一般的に販売されているのはウエットカーボンというのが現状です。

では、ウエットとドライとどう違うか。

ご存知の方もいると思いますが、「どちらもカーボンで一緒でしょ?」という方にちょっとウンチクを。

ウエットカーボンというのは、カーボン繊維を樹脂で固めて成型し、それを乾燥させたもの。繊維自体は一般的な糸状で、製品になったときの硬い部分は樹脂です。

それに対してドライカーボンは、プリプレグというカーボン繊維に樹脂を浸透させたものを型に張り込んで成型し、それを高温・高圧で焼き上げたもの。焼き上げる過程で余分な樹脂は取り除かれ、カーボン繊維そのもので製品(パーツ)が形成されます。
Photo_330
←これがプリプレグ。ロール状になっています

ウエット、ドライそれぞれにメリットがあり、ウエットは手頃な価格ながら、外観はカーボンならではの高級感あふれるものです。ただし、樹脂で固めている分やや重く、それほど強度も高くありません。

ドライはというと、とにかく軽くて強い。しかも、強度が必要なところはプリプレグを積層するなどの工夫が出来、成型の自由度もかなりあります。ただ、素材のプリプレグ自体が高価ですし、高温・高圧で焼き上げるための「釜」もこれまた非常に高価。当然、出来上がったパーツのお値段もそれなりになってしまいます。

Photo_331
←ドライカーボン製のムルティストラーダ用リヤフェンダー

とはいえ、バイクのワークスマシンや四輪のF1マシン、さらには航空機や宇宙ロケットなどにも用いられるドライカーボンは、マニア心をくすぐります。

イタリアなどヨーロッパでは結構ポピュラーなドライカーボンパーツですが、日本ではまだまだ高嶺の花。その原因は、製作する「釜」を持っているメーカーが少なかったからです。

そこに朗報です!

ドゥカティディーラーとしてみなさんもよくご存知の名古屋のモトプランが、独自の「釜」を製作し、「AG DRY」というブランドでドライカーボンパーツの製造・販売を開始しました。

先日、その取材に行ってきたのですが、続きはまた今度。「ドライカーボン②」をお楽しみに。

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←「AG DRY」ブランドのロゴマークはこれ。そのトナリがドライカーボンを製作するために欠かせない高温・高圧状態を作る釜(というか部屋ですけど)

DUCATI Magazine スタッフプロフィール

  • キャプテン竹田津
    ■キャプテン竹田津
    西で試乗会があれば行ってスロットルを全開にし、東でモーターショーがあれば行ってニューモデルに跨って……と、世界中を飛び回る本誌編集長。996SPSでドカにハマり、現在はBIMOTA db5を所有

    副編オガワ
    ■副編オガワ
    ドカマガ編集部の韋駄天。実は10数年前、ドカに憧れてR/C編集部の門を叩いたという熱いハートを持つオトコ。’09年春、10代のころから憧れていた900SLを購入。ついにドカティスタの仲間入りを果たす

    藤ヤン
    ■藤ヤン
    愛車はイタリアンのツイン(ただし縦置き)。元来ツーリング好きだったが、近頃はレースにも挑戦。しかしいまだにスーパーバイク系に乗ると腰がひけるので写真映えしないオトコ。パスタよりうどんが好き

    タカタ
    ■タカタ
    開けっぷりの良さは編集部イチ。日本人離れした顔立ちのため、海外では100%現地人と間違えられる。「アメリカ横断」や「和歌山日帰り」などの体当たり企画を得意とする。ビールとジャーキーをこよなく愛す

    ヤギ
    ■ヤギ
    沖縄生まれの最年少編集部員。R/C誌の付録DVDではヘッポコ隊隊員として天性のヘッポコぶりをいかんなく発揮。お茶の間の笑い(失笑!?)をさそっている。座右の銘は「ナンクルナイサー」、特技は昼寝

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