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2006年12月26日 (火)

今日はデジカメブログ

毎日ネタが変わって、何のブログかさっぱりわかりませんが
今回はデジカメブログです。

我々編集者は一応、写真を扱うプロです。
日ごろ、超エキスパートのカメラマンさんたちに囲まれて過ごしています。

実は、コーラルフィッシュの写真を撮って下さっているカメラマンさんの中には
フジフィルムのフィルムのカタログのお手本写真や、キヤノンの広告の写真を撮ってる方や
自動車メーカーのカタログ写真を撮っているような方もいます。

……だけに、自分にとって、写真を撮るというのは、
たいへん恐れ多い行為だったりします。
「写真撮ったよ」
と、おいそれと言えない空気が周りにあるのです(笑)

自分では、撮れないんだけど、リクツだけは分かる、良し悪しだけは分かるという
微妙に中途半端な存在。それが編集者だったりするかもしれません。

ゆえに、雑誌に使う写真は基本的にプロカメラマンに
ギャランティをお支払いしてお願いするのが基本的スタンスです。
なるべくなら自分では撮りたくありません。

そんなプロ中のプロの方の写真と、
自分の写真を同列に載せるなんて、恐れ多くてできません。
それが本音です。

……というハズだったのですが
『水槽日記』のような、日常を語るコンテンツになると、
そのたびにカメラマンさんをを呼ぶというわけにはいきません。

また、このブログみたいなものも始まっちゃったので
日常的にデジカメで写真を撮る機会も多くなってきました。

で、コンパクトデジカメの話です。

これまで

・フジフィルム ファインピクス1400Z(130万画素・スマートメディア)
・サンヨー MZ-3(200万画素・コンパクトフラッシュ)
・ミノルタ X20(200万画素・SDカード)
・フジフィルム F-10(630万画素・xDピクチャーカード)
・オリンパス μ720SW(710万画素・xDピクチャーカード)

という遍歴を重ねてきたのですが、
この中で、自分的に名機といえるのが
サンヨーのMZ-3とフジのF-10であります。

特にサンヨーのMZ-3は本当に素晴しかった。
(あんまり人気はなかったようですが)

そのポイントはCCDのデカさにあったと思うのです。
1/1.8インチという大型のCCDに、当時としてもちょっと地味なスペックの200万画素。
でも、そのおかげで、CCDの素子一個当たりの受光量が多い。
これが重要なポイントだと思うのです。

折りしも画素数競争のまっただ中で、ライバルは300万画素、400万画素
とスペックを上げていっていました。
しかし、画素数を高めるということはひとつひとつの画素は小さくなるということで、
暗いところに弱い、つまりブレる、色の再現性も下がっていく……と、いいことはないように思えました。

その点、MZ-3は画素数こそ低いけど、色はきれいだし、暗いところにも強い。
『動画デジカメ』として開発されたので、立ち上がりも早ければレリーズラグも少ない。
と、素晴しいカメラでした。売れなかったようですが orz
(数日前のクリスマスメッセージで使った写真が、このMZ-3で撮った写真です)


そんなわけで、長い間使っていたのですが、さすがに200万画素では厳しい世の中になってきたので
買ったのがフジのF10です。

このカメラはMZ-3に近いメリットを持っていました。
高感度に強く、オートでISO800、手動でなら1600まで感度を上げてくれる。
つまり、粒子の細かさより、ブレずにちゃんと撮るということを主眼において開発されていました。
これが大変良かったんですよね。

風景とかを撮るのはもちろん、
人物を撮るシーンも案外室内など光量の足りない室内などで
ブレてしまったりすることが多い。
かといって、ストロボを焚くと、自分の方向からの光になるので
陰影がツブれて、平板な写真になることが多い。
なんとか、ストロボを使わず、その場の光を活かして撮ろうとすると、
このF10の能力は非常にありがたい。
Photo_727
こんな風な夜景が、
三脚を使わずに、手持ちのままでブレずに撮れてしまうのだ。

Photo_728
こういう、店内は案外暗くて厳密にいえば写真がブレていることも多い。
しかし、ストロボが届くのはせいぜい5mぐらいまでなので、ストロボで撮ると
近くだけ明るくて、遠くが真っ暗の写真になりがち。
というわけで、高感度は日常使用に便利なのでした。

もちろん、高感度になると粒子は荒れていくんですが
印刷原稿に使うのでなければ(つまり日常のスナップショットには)
十分なのであります。

この能力は水槽の中を撮るにも便利。
ホワイトバランスにひと工夫してやれば、とってもきれいに水槽の中が撮れるのだ。

というわけで、水槽日記のここ1年半分(それ以前はMZ-3)と、このブログの写真の大半は
このF10を使って撮っている。使いやすくて、絵もきれい。
僕にとって、MZ-3に次ぐ、2機目の殿堂入りである。
F10

現状、ここからF10→F11→F30……と進化して
現在はF31fdとして売っている。
デジカメ系ライターの人に聞いても評判は上々のようなので、
今、「何がいい?」と人に聞かれたら、これを勧めると思います。

もっとも、デジカメの使用目的も人それぞれなので、最終的なチョイスはそれぞれ違うと思うけど。

「コンパクトデジカメを買おうかなっ」
って思った時に、ちょっと思い出していただけたら幸いであります。

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今日はデジカメブログを参照しているブログ:

コメント

さて、上の2枚の風景(?)写真。それぞれどこでしょう?
とても離れた場所なので、両方分かる方はなかなかいないと思いますが。

先日購入したデジタル一眼を使ってもきれいな
魚の姿を捉えることができません。
水槽の中では水を得た魚というだけあって、
すばやくて、自動で撮影するとシャッター速度が
遅くてぶれてしまい、手動でいろいろと設定を
するけれど、うまく光の加減を調整できずに
手間取っています。

何事も努力と経験が必要なのでしょう。

1枚目の風景は梅田のビルの上に観覧車がある
あたりでは??ポケモンセンターに行くときに
見かける風景だったりします

私はオリンパスの3m防水カメラで、水槽の内部を撮影しています。
結構面白い写真が撮れますよ。

>隼人さん
この3年間、いかにして誌面にきれいな写真を載せるかで、悩み続けてきました……というぐらいのテーマなので、簡単には説明できませんが……。

本の誌面に載せている魚は、多くの場合ストロボを焚いています。
もちろん、カメラ側から焚くと、ガラス面に反射してしまうので、水槽上面を中心としたセッティングになります。
もちろん、1灯では光と影のコントラストが強く出過ぎるので、2〜3灯使うことが多いです。このあたりは普通のブツ撮りと同じです。

ただし、サンゴを撮る場合には、普通にストロボを撮ると、蛍光色がまったく出ません。このあたりは、メタハラの光を活かしながら……云々という難し話になっていきます。

とはいえ、印刷データとして使うようなデータでなければ、ISO感度を上げていくというのも手です。メタハラを使っている水槽なら、800とか1600ぐらいまで上げれば、かなりシャッタスピードを稼げるはずです。最近の一眼デジカメなら、それで十分きれいに写るのではないでしょうか。


>瀧音さん
ヒント。1枚目は関東、2枚目は関西です。
……ヒントになってない(笑)


>てんちゃんさん

私も持ってます(笑)
http://blog.sideriver.com/coralfish/2006/07/post_8e30.html
が、我が家のささやかな水槽では、なかなか対象物までの距離が稼げないのですよね。

因みに、デジ一眼でF1.4位の明るいレンズで撮ると綺麗でした。
でも、コケ掃除してから撮った方が良かったです。

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  • エイ出版社の海水魚飼育専門誌『コーラルフィッシュ』(偶数月 20日発売)編集長のblog。 誌面の自宅水槽に関する連載『水槽日記』のblog版のつもりでしたが、もっと幅広く、日常の話から、取材の裏話、デジタルガジェット、バイクやクルマの話など。いろんな趣味を横断的に共有しています。僕自身は魚の飼育についてはシロウトなので、飼育方法に関する質問には責任をもって答える能力はありません。ご了承を(笑)。TwitterでもさらにHOTな話題を情報発信しています。アカウントは@ei_coralfish。ぜひフォローして下さい。

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  • 村上タクタ

    村上琢太。'92年入社以来、趣味誌編集ひと筋。'03年末から海水魚を飼い始め、いきなり深みにハマり、現在もサンゴ水槽を中心に自宅自室でも2系統計600ℓほどの水槽を回す……が、未だ初心者の域を出ず。'04年春からコーラルフィッシュの前身となるシリーズを創刊。海水魚を多くの人が楽しめる環境を整える情報を提供するのが使命だとおもっている。今、ロックビューティ、スミレ、ベラの仲間とミドリイシ、小さな魚食魚などを偏愛。他の趣味についても、好みの偏る傾向あり。

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