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2006年5月21日 (日)

分水嶺(5〜6日目)

4から5日目、つまり金曜日の夜や土曜日の夜は極めて快調な感じだった。

毎晩、スポイトで死骸や汚れ(コケっぽいものや、ワムシの死骸?のようなホコリ状の汚れが底に溜まる)を吸い出す。クマノミの稚魚は底にいることが多いので、汚れの中を泳いでいるような感じになってしまうから、多分掃除は重要だ。

土曜日の夜、吸い出した死骸はわずか4匹。
きわめて快調だ。たぶん、60〜70匹は生き残って元気に泳いでいる。

しかし、このあたりが分水嶺なのだ。
クマノミたちは元気に泳いでいる。
しかし、水槽の底の汚れは確実にたまってきている。
どこかで掃除をしないと死ぬ稚魚が増えることは確実だ。
しかし、掃除で大きくコンディションが変わるとそれで死ぬ魚が増える。
悩ましい。

それに、魚が大きくなるにしたがって、ワムシの減る量も増している気がする。
いろんなエネルギーの増大のバランスが取れていない。
そろそろブラインシュリンプが必要かもしれない……と思って、ブラインシュリンプ孵化装置を出して……と思ったら、ブラインシュリンプの卵が見当たらない。水槽用具が増大しすぎてがちゃがちゃになっているからか、ブライン卵をどこにしまったのか分からない……。

孵化に24時間ぐらいかかるから、早めの用意が肝心なんだが……明日朝、一番に買いに行こう。

とりあえず、ワムシを多めに与え、それで酸素が不足したりしないように、エアレーションを少し強めた。


……と思った翌朝。
水槽を見ると、死骸が確実に増えている。

いや、多い。昨日の4匹というのがウソ のように、死骸が増えているのだ。
死骸は少し白っぽいちりめんじゃこのようになって、底に沈む。
水流の関係か、エアレーションの下に集まってしまう。
20匹か、30匹か……もっと多いかもしれない。

緊急事態だ。
たまの休日(土曜は取材に出てたので)の朝、子供たちは外に遊びに行こうというが、こっちはそれどころではない。

水槽の水を稚魚ごと他のプラケースに移して、ガラス水槽を掃除。そして、死骸やホコリを選別しながら、元に戻す。しかし、プラケースの角で大きさ3mmぐらいの死骸が30匹ぐらいと、3mmぐらいの生きた稚魚と、ワムシのホコリがごっちゃになっているのをふりわけるのは難しい。しかし、時間が経ち過ぎると、温度変化やエアレーションが行き渡っていないことの影響があるかもしれない。

あまり使いたくなかったがやむなくスポイトで稚魚を吸い取る、稚魚と一緒に死骸も吸い取ってしまう。時間は限られている。なんだか稚魚が弱ってきた気がする。さらに死者が増えているような気がする。プラケースに移したり、水槽に戻したり……という作業がやっぱり稚魚たちにはショックだったのだろうか?

一通り分別を終えて、元通り、保温用の水槽の中に戻す。
だいぶん減ってしまった。
それでも数えてみると、30匹ぐらいは居そうだ。
しかも、ショックなのか、元気がない個体も多い……ような気がする。
いや、光の加減なのか、底にたまっている時はそうなのだが。

だいぶん減ってしまった。
数えてみたら30匹ぐらい。

水槽の中は掃除できたし、
ブラインシュリンプの卵も買ってきて、エアレーションを始めた。おそらく明日朝にはブラインシュリンプを供給できることだろう。
この30匹をなんとか大きくなるまで育ててみたい。

(毎日ピンボケの何が写っているか分からない写真しか撮れないので写真は省略(笑))

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コメント

と、書き終わって水槽を見ると、さらに6匹の死骸が。
水槽掃除のショックなんでしょうか。

手のひらからポロポロとこぼれ行く命を見つめるのが稚魚飼育だと見つけたり……という感じですね(泣)

自然界でも孵った稚魚のうち99.9%近くは他の魚に食べられたりして死んでしまうのでしょうが、それでもつらいもですね。

本当にクマノミを卵から育てるのは大変なんですね。なんとか元気に育ってくれたらいいですね。がんばれ~クマノミ赤ちゃんたち!それからクマノミパパタクタさんがんばってくださいね(*^_^*)

編集部水槽の引越しは順調のようで(ご本人たちの苦労はともかく・・・)まずは良かったですね。

稚魚の飼育はホントに大変ですね。まさに気力と体力勝負という感じです。
たとえ1~2匹でも順調に育てば、「自然界と同じことが自分の手で出来たんだ」と思ってみてはいかがでしょうか(涙々)

目の前でポロポロ死んでいかれるって辛いですね。
でもこれが自然淘汰だと割り切って頑張ってください。

今朝も6〜7匹死んでいました。
掃除して、エサを追加してから出社しました。
なかなかつらいところですね。

>さくらままさん
こんにちは。
やはり、上手く飼えている人がいるということは、何かしらこちらに落ち度があるというわけで……。しかし、人から聞いた方法論すべてを実行するのは時間的、経済的に無理があるわけで。なかなか難しいところです。

>Yoshiさん
そうなんですね。
でも、匹数が低下してくると、「やっぱりダメだったか」とこっちがあきらめモードになってしまう。だって、先日まで150匹いたのに、もう1割しかいないわけですから……。
15匹でも生き残れば素晴しいんだから、あきらめずにがんばらなきゃ……と思っています。

>トラさん
こんにちは。
とりあえず、掃除という大環境変動を乗り切ったので、あとはコンディションをくずさないようにがんばりたいと思います。

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    村上琢太。'92年入社以来、趣味誌編集ひと筋。'03年末から海水魚を飼い始め、いきなり深みにハマり、現在もサンゴ水槽を中心に自宅自室でも2系統計600ℓほどの水槽を回す……が、未だ初心者の域を出ず。'04年春からコーラルフィッシュの前身となるシリーズを創刊。海水魚を多くの人が楽しめる環境を整える情報を提供するのが使命だとおもっている。今、ロックビューティ、スミレ、ベラの仲間とミドリイシ、小さな魚食魚などを偏愛。他の趣味についても、好みの偏る傾向あり。

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