冨田千恵子

  • とみたちえこ
    デンマーク在住20年。日本のデザイン雑誌、女性誌などの現地取材コーディネーター兼ライター。趣味は「コペンハーゲンのおいしいもの探し」。マイブームは「デジタル一眼レフカメラ」。人魚像からハムスターまで、シャッターチャンスを狙う毎日。

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イベント

2009年6月20日 (土)

COP15サイクリングツアー

 コペンハーゲンでは、12月にCOP15(第15回気候変動枠組条約締約国会議)が開催されるため、「環境都市コペンハーゲン」をアピールするため、環境に関わるイベントが目白押しです。そんな中,日本とデンマークがコラボしたイベント、「COP15サイクリングツアー、デンマーク大使と走ろう。」がありました。
 このイベントは、東京を5月23日にスタートし、日本各地を回り、最終地点がコペンハーゲンというツアー。公式ブログもあり、デンマークのメルビン大使が行った先々での様子をルポした日記も公開され、ロードムービーさながらの楽しさです。健康によく、楽しく、いつのまにか、環境に貢献しているという、自転車のメリットを最大限にアピールしています。
 最終地コペンハーゲンでのサイクリングツアーは、環境大臣コニー•ヘデゴーさん、日本の近藤大使、メルビン大使とともに、約200人のサイクリストたちが、市内13キロを約1時間で回りました。ちょっと風が強かったとはいえ、暑すぎず,絶好の自転車日和。皆さん、いい汗かいてました!
COP15日本語ホームページ

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左:在日本デンマーク国大使、フランツ•ミケイル•スキョルド•メルビン氏、右:在デンマーク日本国大使、近藤誠一氏。

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出発点の日本大使館前には、おもしろ自転車も大集合。

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荷台が前にあるのは、デンマークの「働く自転車」には多いタイプ。

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デンマークの環境大臣、コニー•ヘデゴーさん(赤いスエットシャツにサングラスの女性)とともに出発!

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エイ出版社の「イェンスの畑のある週末」などの著書でおなじみ、イェンス・イェンセンさん(左)やイケメン•パティシエ、「デザートサーカス」のモーテン•ハイバーグさん(右)も参加。
Tak for mad! 北欧ライフ
デザートサーカス

2009年4月14日 (火)

イースターマーケット

 今年のイースター休暇は、遠出せずに家でゆっくりしたのですが、春らしい天気に誘われて、やっぱりちょっと出かけたくなりました。「どこにいこうか?」と考えていたところ、我が家で週1回頼んでいる、オーガニック野菜や食材の宅配便、「オースティダヌ」(”Aarstiderne" 、デンマーク語で「四季」。)の農場で、イースターマーケットが開催されると知り、いつもの野菜がどんなところから出荷されているのか興味がわいて、見にいくことにしました。
 コペンハーゲン市内から北に向かう近郊電車で40分ほど、ルイジアナ現代美術館がある、フムルベック(Humlebæk)下車。南スウェーデンが対岸のウアソン海峡に面した美術館とは反対方向、森に向かって歩いていくと、クロウルップ•アウルスゴー(Krogerup Avlsgård)という広大な農場がありますが、そこが「オースティダヌ」の本拠地でした。
 当日は、あいにくの曇り空。それでも、特設屋台や子供向けのゲームなどがあり、そこそこに人が集まっていました。また、納屋の一角にショップも併設されていて、泥のついた野菜から、バイオダイナミックのワイン、そして自然派コスメまで、幅広く並んでいて、足を運んだ甲斐がありました。
 帰りには、ルイジアナ現代美術館で開催中の「マックス・エルンスト」展を見学し、海に面したミュージアムカフェでお茶もして、大満足。市内から近いのに、のんびりできるフムルベックは、夏に向かうこれからがおおすすめです。
ルイジアナ現代美術館
オースティダヌ

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特大の宅配野菜ボックスが目印。「オースティダヌ」の入り口。
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たくさん穀物がはいりそうな、大きな納屋。
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オーガニックの飲み物、食べ物の屋台も人気。
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「うどん」(「そうめん」サイズでしたが。)を発見!
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宅配野菜セットの展示即売。

2009年2月26日 (木)

ファスタラウン

 ファスタラウンは、デンマークの子供達が楽しみにしている冬の行事のひとつです。元来は、春の到来を祝う宗教上のお祭りで、毎年イースターの40日前の日曜日、今年は2月22日でした。かつては、魔女の使いの黒猫を樽に入れ、外から棒でたたいて追い出すという風習があったそうですが、今では、その名残りとして、仮装した子供達が黒猫ではなく、お菓子入りの樽をたたいて壊すというイベントが、保育園や学童クラブで行われています。
 2月になると、小さな子供をもつお母さんは、ファスタラウンの仮装用にプリンセスのドレスやらスーパーマンのマントなどの調達におおわらわ。最近は、バリエーション豊かな仮装セットが手軽な価格で買えるようになったのですが、やはり手作り服にはかないません。子供の希望で、毎年違う仮装がしたければ、友達と交換したり、兄や姉のおふるを再利用したりの工夫も必要です。幸い、私は洋裁上手な義母のおかげで、そんな苦労はせずにすみました。
 このころパン屋さんには、「ファスタラウンボラー」という、たっぷりのジャムやクリームにパステルカラーのアイシングがかかった、春気分いっぱいのデーニッシュペストリーが並ぶので、普段太るのを気にしてペストリーを食べない大人も、期間限定なので、つい買ってしまうのです。まだ春は遠いこの時期、あま〜いペストリーを食べて乗り切るのが、デンマークの生活の知恵なのかもしれません。

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きちんと並んで、樽をたたく順番まちの子供たち。

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スーパーマンは、男の子定番の仮装。

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樽が割れ、飛び出したお菓子にダッシュ。

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ファスタラウンボラーは、店によっていろいろ、食べくらべる楽しみも。

2008年12月23日 (火)

チボリのクリスマスマーケット。

 コペンハーゲンのテーマパーク、「チボリ公園」では、11月半ばからクリスマスマーケットが開催中です。冬のチボリは寒いとはいえ、ホットワインやワッフルの屋台、プレゼントに最適のかわいいグッズや特産品の売店など、期間限定の楽しみが多く、クリスマス準備で忙しい時期なのに、毎年ついつい足を運んでしまいます。
 なかでも特におもしろいのは、北欧のクリスマスに欠かせない妖精「ニッセ」の街を再現した、「ニッセクービン」というアトラクション。赤い帽子をかぶっているのに、なぜか全然かわいくないニッセたちが、スキーをしたり、シロクマと戯れたりしている姿は、かなりシュール。
 また、日の短い冬ならではのイルミネーションいっぱいのアトラクションや大きなクリスマスツリー、そしてあちこちに置かれた、西洋風火鉢で、心も身体もほかほかになります。
 冬のチボリの開園は、今年は12月30日まで(24、25日は閉園)。まだまだ、楽しめそうです。

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イルミネーションが美しい、アトラクション。

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今年初登場、木製の巨大なトナカイ。

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ニッセの街「ニッセクーベン」のコワ可愛いニッセたち。

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手作りニッセやハート型のクリスマスデコレーション。「Go Jul」は、デンマーク語で「メリークリスマス」

2008年11月 3日 (月)

ハローウィン

 本来はデンマークの習慣ではないのに、年々盛んになっているのが、「ハローウィン」。今年も扮装した子供達が、各家庭を回り、お菓子を沢山もらったそうです。近所に小さい子供が多くないせいか、我が家にはひとりの訪問者もなかったのですが、郊外に住む娘の友人の中には、5キロものお菓子を集めた強者もいたとか。迎えるほうも、キャンディーやチョコレートを沢山用意してスタンバイするほど、人々もこの行事に慣れたきた様子。
 ハローウィンといえば、チボリ公園も10月半ばの「秋休み」の時期に「ハローウィンオープン」しました。テーマパークのチボリは毎年9月半ばで閉園するので、1週間だけの限定オープンなのですが、数年前に始まったばかりのイベントなのに、年々派手になり、多くの入場者でにぎわいます。夏には衛兵スタイルで園内をパレードする、子供達の楽隊「チボリ•ガーデン」も、カボチャの帽子を被って演奏します。また、魔女に扮したスタッフも大勢いて、夕暮れ時にはちょっとコワイ。
 クリスマスにはちょっと間があるので、子供達にとっては格好のイベント。そして、次のチボリの限定オープンは、クリスマス前の1ケ月。子供ばかりでなく、大人も待ちどおしいのです。
 
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街のどこからでも見える、チボリの大きなカボチャ。
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演奏を終えて控え室に戻る、「チボリガーデン」の子供達

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園内を散歩していた魔女たち。

2008年9月 8日 (月)

国民的ファニチャー•フェスティバル

 ストックホルムではインテリア•フェア”Formex”が開催されたとのことですが、同じ週末、当地でも「コペンハーゲン•ファニチャー•フェスティバル」がありました。これは、市内の主要デザイン家具メーカー、インテリア•ショップとインテリア雑誌「Living Design」が中心になって企画したもので、バイヤーやプレスなどのプロはもちろん、市民や観光客も無料で楽しめる、いわば「家具まつり」です。
 市内のインテリア•ショップ、家具メーカーのショウルーム、工房など、全部で29ケ所、普段なら部外者にはちょっと敷居が高い家具スポットまでもオープンハウスになり、新人デザイナーのプロトタイプ展示、メーカーの新作発表、工房での家具製作見学など、インテリアにまつわるイベントがいっぱいの3日間。各会場へは無料の巡回バスが走っていたので、効率的に回ることができました。
 それにしても、どこにいっても、家族連れやカップルでにぎわってるところを見ると、人々のインテリアへの関心の高さを感じます。まだ新しい試みのこのイベント、ぜひ定着してほしいものです。

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ファニチャー•フェスティバル参加店の目印は、ブルーのフライヤー。

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インテリア雑誌、"Bolig Magasinet"がノミネートした2008年のデザイン•アワード受賞者ポスター。ヤコブ•ウェグナー、ルイーズ•キャンベルなどの人気デザイナーが受賞。
Bolig Magasinet

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市内バスが、ファニチャーフェア用に無料巡回バスに変身。

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今年、発売50周年のルイス•ポールセンのPHランプ。ショウルームでは、カラフルな新作「PH50」の発表会がありました。
Louis Poulsen

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2008年8月18日 (月)

クラフツ•フェア

 コペンハーゲンのデザイン好きたちが夏休み明けに楽しみにしているのが、デンマーク手工芸作家協会主催の「クラフツ•フェア」。ショッピングエリアに近い聖母教会広場で、毎年8月半ばの週末に行われますが、今回は25回目。初期の頃の出店者は陶芸作家ばかりだったそうですが、現在は陶芸に加え、ガラス工芸品、デザインジュエリー、テキスタイルと、バラエティ豊かに、出店スタンド数130あまりの盛況ぶり。天候にも恵まれて、沢山の人が集まりました。
 普段はアトリエやギャラリーでしか見られない、手工芸作家たちの一点物が一堂に集まり、各作家から作品にまつわるエピソードが聞けるのも楽しい。また、フェア用お手頃価格の限定小品なども並ぶので、ちょっとしたプレゼントや自分へのご褒美用に掘り出し物が見つかるし、作家にとってはPRの絶好のチャンスです。
 私も気になった作家さんが数人。それぞれのスタンドで、ポストカードや名刺をいただいてきました。今回欲しかったものは予算的に手がでませんでしが、「次回はきっと...。」と思いました。
クラフツ•フェア

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ガラス工芸で有名なボーンホルム島在住の作家、Mai Therese Ørstedさん。独特のフォルムがすてきです。
Mai Therese Ørsted

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ジュエリー作家、Nicolai Appelさん。グリーンランドで採掘されたゴールドを使った作品はシンプルでポエティック。

2008年8月13日 (水)

コペンハーゲン•ファッション•ウィーク

 毎年2月と8月に開催される、コペンハーゲン•ファッション•ウィーク。デンマークのファッションデザイナーによる、2009年春夏コレクションが8月6日から10日まで、市内の各所で発表され、世界中からバイヤーやジャーナリストが集まりました。今回は、北京オリンピックの開会式やパリス•ヒルトンのコペン訪問があり、いつもより盛り上がりに欠けたとはいえ、結果としては、約6万人の人々が集まり、前回より17%増というから、驚きます。市庁舎で行われた、Rützouというブランドのショーに行ってきましたが、カラフルなドレスが次々に登場して、一気に春の気分になりました。

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市庁舎前に設置された、大きなスクリーンで各メゾンのショーの様子が見られました。

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Rützouは人気ブランドのひとつ。コレクションは、毎回多くのゲストでにぎわいます。
Rützou

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 デンマークの輸出高で第4位をしめるのが、衣料産業。今後も大きく伸びてほしいとはいえ、コペンハーゲンが北ヨーロッパのファッションのメッカになるのかまでは、予測できません。

2008年6月11日 (水)

建築事務所のハウスウォーミング

 取材で何度か伺った、3xN建築事務所のハウスウォーミング•パーティに行ってきました。3xNという、ちょっと変わった事務所名の由来は、創立者3人の名字が「ニールセン」だったから、「3人のN」の意味。現在は1人のNしか残っていないそうですが、ベルリンのデンマーク大使館や教室のない高校として話題になった、ウァスタッド•ギムナジウムなど、個性的な建物を次々に手がけている、注目の建築事務所です。もともとはデンマークの第二の都市オーフスが拠点で、コペンハーゲン事務所は小規模でしたが、こちらでのプロジェクトが増え、スタッフも多くなったため、道を隔てた反対側の広いスペースに移転したのです。
 引っ越し先は、港町クリスチャンハウンに多い、かつては倉庫だった1800年代の建物。窓が少ないのですが、古い建物は規制がきびしく、新たに窓をつけることはできません。そこで、梁をむき出しのまま吹き抜けにし、窓からの明かりが建物全体にはいるように、工夫されています。
 ストイックなまでに真っ白な壁に白い家具を置いた会議室、アクセントに蛍光色のオレンジを使ったオフィススペースなど、スタイリッシュな空間に仕上がっていて、まさに本領発揮。美しい建物は美しい職場から生まれるようです。


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会議室
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オリジナルの照明
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