冨田千恵子

  • とみたちえこ
    デンマーク在住20年。日本のデザイン雑誌、女性誌などの現地取材コーディネーター兼ライター。趣味は「コペンハーゲンのおいしいもの探し」。マイブームは「デジタル一眼レフカメラ」。人魚像からハムスターまで、シャッターチャンスを狙う毎日。

北欧デザインツアー

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2009年9月11日 (金)

コペンハーゲン•デザインウィーク

 デザイン王国デンマークを国内外に広くアピールするため、8月27日から9月6日まで、「コペンハーゲン•デザインウィーク」がありました。今年は、12月にコペンハーゲンで開催される、COP15(第15回国連気候変動枠組条約締約国会議)を意識して、「エコ、サスティナブル、人にやさしく」がテーマのデザインを集めているのが特徴。2年に一度開催される、INDEX Award をはじめとして、エコデザインを集めた特設会場での展示"ShowHow"、未来のデザインをテーマにした、デンマークデザインセンターでのエキジビション、"It's a Small World" と盛り沢山で、忙しい1週間を過ごしました。
 目玉のデザイン賞、インデックスアワードについては、長くなるので次回にまわすとして、特設会場の"ShowHow"についてのご報告します。
 まず、会場に入って驚いたのは、あちこちに置かれた段ボール。合計4000個のリサイクル段ボールが、展示台やディスプレーボードの役目をしています。省エネを意識しているのか、照明も薄暗く、普通のエキジビションより華やかさはありませんが、国内外のエコ•デザインプロダクトやプロジェクトの展示など、じっくり見ると楽しいものばかり。
 「地球の未来を考えたら、エコライフは必須。でも、ストイックなのは続かない。エコライフを目指しても、やっぱり新しい洋服は欲しいし、部屋の模様替えもしたいし、美味しいものだって食べたい。それなら、どうしたらいいかを考えてみました。つまり、現代人のニーズに合わせた、ポジティブなエコを集めたつもりです。」と、キュレーターのフレデリッケさん。
 最終日には、展示に使った段ボールを希望者に配り、内側に書かれた作り方を参考に、椅子として再利用することを提案。これからは「ポジティブでスタイリッシュなエコ」の時代のようです。

Designw_showhow1
エコデザインの展示、ShowHow(ショーハウ)の会場ヘ向かう道路に「デザインウィーク」のロゴ。

Designw_showhow2
段ボールを展示ボードや展示台代わりに使っているのがユニーク。右手には電気自動車も。

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学園祭のように、手作り感いっぱいの展示。

Bamboobike
デザイン自転車メーカー「バイオメガ」は、サスティナブルな素材、竹を使った自転車を展示。

2009年6月20日 (土)

COP15サイクリングツアー

 コペンハーゲンでは、12月にCOP15(第15回気候変動枠組条約締約国会議)が開催されるため、「環境都市コペンハーゲン」をアピールするため、環境に関わるイベントが目白押しです。そんな中,日本とデンマークがコラボしたイベント、「COP15サイクリングツアー、デンマーク大使と走ろう。」がありました。
 このイベントは、東京を5月23日にスタートし、日本各地を回り、最終地点がコペンハーゲンというツアー。公式ブログもあり、デンマークのメルビン大使が行った先々での様子をルポした日記も公開され、ロードムービーさながらの楽しさです。健康によく、楽しく、いつのまにか、環境に貢献しているという、自転車のメリットを最大限にアピールしています。
 最終地コペンハーゲンでのサイクリングツアーは、環境大臣コニー•ヘデゴーさん、日本の近藤大使、メルビン大使とともに、約200人のサイクリストたちが、市内13キロを約1時間で回りました。ちょっと風が強かったとはいえ、暑すぎず,絶好の自転車日和。皆さん、いい汗かいてました!
COP15日本語ホームページ

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左:在日本デンマーク国大使、フランツ•ミケイル•スキョルド•メルビン氏、右:在デンマーク日本国大使、近藤誠一氏。

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出発点の日本大使館前には、おもしろ自転車も大集合。

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荷台が前にあるのは、デンマークの「働く自転車」には多いタイプ。

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デンマークの環境大臣、コニー•ヘデゴーさん(赤いスエットシャツにサングラスの女性)とともに出発!

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エイ出版社の「イェンスの畑のある週末」などの著書でおなじみ、イェンス・イェンセンさん(左)やイケメン•パティシエ、「デザートサーカス」のモーテン•ハイバーグさん(右)も参加。
Tak for mad! 北欧ライフ
デザートサーカス

2009年5月19日 (火)

Message From The Earth

 しばらくお休みしている間に、コペンハーゲンもすっかり初夏の気配になりました。
ツーリストの姿も目につくようになり、街は活気づいています。人が集まるからか、屋内外のイベントや、アートエキジビションのオープニングも増え、週末の外出先に迷うほど。
 先日、1997年から北シェランドのヘルシンゲを拠点に、創作やアートエキジビションの企画、教育や暮らしをテーマにした執筆など、幅広くご活躍の日本人アーティスト、高田ケラー有子さんの個展に行ってきました。
 高田さんは、トレーシングペーパーで作品を創作される造形作家。「トレーシングペーパーは、作品に透明感と軽やかな浮遊感を現出する。」と語られるように、初夏にぴったりの軽やかな作品の数々が会場に展示されていましたが、どれも、小さな小さなパーツをつなげたもので、気の遠くなりそうな作業が想像できます。
 今回のテーマ、"Message From The Earth" (地球からのメッセージ)のメイン作品は「波」を表現したもので、制作に3ヶ月を要したという、大作です。
「一番苦労したのは、3ヶ月間、テンションを保つこと。」と、にこやかにおっしゃる高田さんですが、それは並大抵な努力ではないはず。
 角度によって表情が変わる、渾身の作品を前に、遠い夏の日に眺めた、大きな波を思い浮かべ、一足先に夏がきたような清々しい気持ちになりました。次はどんなテーマの作品が見られるのか、楽しみでなりません。
高田ケラー有子さんHP

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波が打ち寄せるような、ポエティックな大作。

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作品を前に、高田ケラー有子さん。

Yukosan01
大小さまざまな作品が並んだ会場。

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小さなパーツをつなげた、繊細なつくりに驚嘆。

Yukosan02
窓辺の小品は、初夏の光に映えるビタミンカラー。

2009年4月14日 (火)

イースターマーケット

 今年のイースター休暇は、遠出せずに家でゆっくりしたのですが、春らしい天気に誘われて、やっぱりちょっと出かけたくなりました。「どこにいこうか?」と考えていたところ、我が家で週1回頼んでいる、オーガニック野菜や食材の宅配便、「オースティダヌ」(”Aarstiderne" 、デンマーク語で「四季」。)の農場で、イースターマーケットが開催されると知り、いつもの野菜がどんなところから出荷されているのか興味がわいて、見にいくことにしました。
 コペンハーゲン市内から北に向かう近郊電車で40分ほど、ルイジアナ現代美術館がある、フムルベック(Humlebæk)下車。南スウェーデンが対岸のウアソン海峡に面した美術館とは反対方向、森に向かって歩いていくと、クロウルップ•アウルスゴー(Krogerup Avlsgård)という広大な農場がありますが、そこが「オースティダヌ」の本拠地でした。
 当日は、あいにくの曇り空。それでも、特設屋台や子供向けのゲームなどがあり、そこそこに人が集まっていました。また、納屋の一角にショップも併設されていて、泥のついた野菜から、バイオダイナミックのワイン、そして自然派コスメまで、幅広く並んでいて、足を運んだ甲斐がありました。
 帰りには、ルイジアナ現代美術館で開催中の「マックス・エルンスト」展を見学し、海に面したミュージアムカフェでお茶もして、大満足。市内から近いのに、のんびりできるフムルベックは、夏に向かうこれからがおおすすめです。
ルイジアナ現代美術館
オースティダヌ

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特大の宅配野菜ボックスが目印。「オースティダヌ」の入り口。
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たくさん穀物がはいりそうな、大きな納屋。
Aarstidernem03
オーガニックの飲み物、食べ物の屋台も人気。
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「うどん」(「そうめん」サイズでしたが。)を発見!
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宅配野菜セットの展示即売。

2009年3月20日 (金)

ティーポットが来た...

 しばらく東京に帰っていたので、ブログもお休みしました。ほんの10日間ほど留守にした間に、コペンハーゲンの冬は終わっていました。陽射しが柔らかくなり、あちこちに春を告げる花が咲いています。
 「春が来た!」の気分にぴったりな、「ティーポットが来た...」というエキジビションに行ってきました。コペンハーゲンのデザイナーショップの草分け、「デザイナーズー」で開催中です。

 デンマークの陶芸デザイナー16人の作品を集めての展示は、日本の急須を彷彿とさせるクラシックなもの、立体的な花びらがついた遊び心いっぱいのポット、オブジェのような風変りな形のものと、大きさもフォルムも実にさまざま。また、形はシンプルながら、ピンク、オレンジ、グリーンなど、カラフルな色使いのポットも可愛くて、まるで童話で読んだ「アリスのティーパーティ」さながらの華やかさ。
 
 期間中の週末には、この界隈で人気のティーサロン、「タント•ティー」のお茶のサービスがあり、散歩の途中に立ち寄る人も多いとか。お茶に合う、春のスイーツが食べたくなりました...。

デザイナーズー
タント•ティー


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グリーンの文字にピンクの花、春気分のデザイナーズーの店内

Helbak
ストライプのカップが人気のMalene Helbakの新作は、ナチュラルな植物モチーフ
マレーネ•ヘルバック

Janeha
デザイナーズーを運営するメンバーの一人、Jane Holmberg Andersenのポット

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工業デザイナー出身のRigmor Als Jørgensenは、フォルムと機能性のバランスが絶妙

2009年2月26日 (木)

ファスタラウン

 ファスタラウンは、デンマークの子供達が楽しみにしている冬の行事のひとつです。元来は、春の到来を祝う宗教上のお祭りで、毎年イースターの40日前の日曜日、今年は2月22日でした。かつては、魔女の使いの黒猫を樽に入れ、外から棒でたたいて追い出すという風習があったそうですが、今では、その名残りとして、仮装した子供達が黒猫ではなく、お菓子入りの樽をたたいて壊すというイベントが、保育園や学童クラブで行われています。
 2月になると、小さな子供をもつお母さんは、ファスタラウンの仮装用にプリンセスのドレスやらスーパーマンのマントなどの調達におおわらわ。最近は、バリエーション豊かな仮装セットが手軽な価格で買えるようになったのですが、やはり手作り服にはかないません。子供の希望で、毎年違う仮装がしたければ、友達と交換したり、兄や姉のおふるを再利用したりの工夫も必要です。幸い、私は洋裁上手な義母のおかげで、そんな苦労はせずにすみました。
 このころパン屋さんには、「ファスタラウンボラー」という、たっぷりのジャムやクリームにパステルカラーのアイシングがかかった、春気分いっぱいのデーニッシュペストリーが並ぶので、普段太るのを気にしてペストリーを食べない大人も、期間限定なので、つい買ってしまうのです。まだ春は遠いこの時期、あま〜いペストリーを食べて乗り切るのが、デンマークの生活の知恵なのかもしれません。

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きちんと並んで、樽をたたく順番まちの子供たち。

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スーパーマンは、男の子定番の仮装。

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樽が割れ、飛び出したお菓子にダッシュ。

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ファスタラウンボラーは、店によっていろいろ、食べくらべる楽しみも。

2009年2月22日 (日)

雪でも自転車

 冬休み明けの月曜日、コペンハーゲンに雪が降りました。ここ数年、暖冬で雪があまり降らなかったので、見慣れた風景が一夜にして銀世界、子供のようにウキウキしてしまいました。
 普段は自転車通勤、通学のコペンっ子たちも、雪が積もればバスに切り替えるのかと思い、窓から人々の通勤風景を眺めていると、いつも通り自転車ででかけるのには驚きます。もちろん、スピードを落とし、注意深く走っているのですが、危なっかしい様子はみられません。さすが、幼い頃から自転車を足代わりに使っている、筋金入りのサイクリストたちです。また、雪でも自転車に乗れるもっと大きな理由は、早めの除雪作業にあると思います。夜中に雪が降ると、市の除雪車が夜明けとともに出動、凍結防止用の塩も撒くので、車道、歩道ともに、いつもどおりに通行できます。
でも、車とちがって雪用のタイヤを装着しているわけではないので、「雪でも自転車」はやっぱり危ない。ヘルメット着用で安全運転を心がけたいものです。

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一面の雪景色。

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でも、ノルウエーに比べると、ほんの少しの雪です。

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歩道はいつもと同じ。

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親子の雪だるま

2009年2月13日 (金)

ノルウェーでスキー

 デンマークの学校では、2月上旬に1週間の冬休みがあります。この休みに家族連れでスキーに出かける人が多いのは、春が遠い冬の暗い気分をリフレッシュしたいからなのです。
 山がないデンマークには、雪は降ることはあっても、リフトなどの施設がある本格的なスキー場はないので、スキーをしたければ、スウェーデンやノルウェー、オーストリアに足を伸ばさなければなりません。我が家も、友人家族と車2台で8時間以上かけて、ノルウェーのTrysilに行ってきました。ここは、冬期オリンピックが開催されたリレハンメルにも近い、ノルウェー最大のスキー場で、コペンハーゲンからは、南スウェーデンのヘルシンボーからヨーテボリ経由でオスロへ行き、さらに北上して約300キロ。国境を越えたとたん、一面の雪景色が広がり、デンマークでは見ない雪の多さに、改めて北欧の広さを感じました。
 ゲレンデはデンマーク人であふれていましたが、かっこよく滑っているのは、やはりノルウェー人やスウェーデン人。スキーに関しては,デンマーク人は形見が狭いようです。4月末まで滑れるというこのスキー場、まだまだ多くの人でにぎわいそうです。

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ノルウェーの森には、クリスマスツリーのような木々がいっぱい。

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霧模様の雪景色も美しく、感動。

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ちびっ子たちのスキー教室。子供のヘルメット着用は義務づけられているそう。

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最終日はあいにくの吹雪。寒かった...。

2009年1月30日 (金)

ハムスターの美菜ちゃん。

 数年前、娘の学校のクラスでハムスターを買うのがはやりました。娘は犬が飼いたかったのですが、マンション住まいでは無理なので、大幅に妥協し、ハムスターに落ち着きました。こうしてデンマーク語で「小人ハムスター」と呼ばれる、体長8cmの美菜ちゃんが我が家に来てから1年半になりますが、とても小さいのに存在感はどんどん大きくなって、ケージから出してひとしきり遊ぶのが、家族の日課です。
 ただ、ちょっと困るのは、夜行性なこと。暗くなると活発に動き回り、滑車で「カタカタ」とエクササイズ。うるさくて、人間たちは眠れません。そこで、毎晩バスルームにケージを移動させるのが、私の役目になりました。娘が買ってきた「飼い方マニュアル」によると、ハムスターは一般的に一日に平均2-3kmも走り込む習性があるそうです。だから毎晩必死に滑車で回っているのかと、納得。
 どんなにかわいがっても、ハムスターの寿命は2年ほど。「あと半年なのねえ。」と切なくなってしまう私に比べ、娘は「今度は2匹飼おうね!」とあっけらかんと言います。2匹に増えると滑車のエクササイズもダブル?想像しては、ちょっとうんざりしたのでした。
 
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お食事中の美菜ちゃん

Minna
滑車近辺は、とにかく気になる。

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ラップトップの上でも遊び放題の美菜ちゃん。小さな、小さな後ろ足にご注目。


2009年1月17日 (土)

フェアトレードカフェ「トランクェーバー」

 数年前、スーパーで「フェアトレード•デンマーク」の小冊子をもらって以来、チョコレートやコーヒーなどの嗜好品は出来る限り、フェアトレード•マークの製品を買うように心がけてきました。とはいえ、普通のオーガニックチョコは1枚22クローネ(約380円)ほどなのに、フェアトレードだと30クローネ(約510円)と価格が割高、頻度としては3回に1回くらいかもしれませんが、アフリカやアジア、南アメリカなどの生産者がきちんとした労働条件で働けるよう、ほんの少しでも協力できたらいいと思うのです。
 同じように考え、行動する「アイデアリストたち」が運営するカフェ「トランクェーバー」がコペンハーゲンにあります。本来は世界中の旅行書、料理本、CDなどを集めたブックショップですが、カフェコーナーのほかに、プロダクトや食品なども扱っており、それらはすべてフェアトレード。店名の「トランクェーバー」とは、1620年から1845年まで、デンマークの植民地だった、東インドにある小さな島のことです。貿易船が行き来し、香辛料をはじめ、アジアから多くの物産をデンマークにもたらしました。
 店名から想像できるように、ショップに並ぶのは、色も鮮やかな人形や玩具、文具やアクセサリーなど。冬至をすぎても、午後4時すぎには真っ暗になってしまうコペンハーゲンの街に、暖かい異国の太陽を連想させてくれます。
 このブックカフェ、街なかにありながら、なぜかいつも人が少ない穴場、しかも椅子はゆったりとラウンジ風なのが、気に入っています。毎回プロダクトもチェックするのですが、今日はネパールの伝統的なアート、Mithila Art が気になり、ゾウが描かれたペン立てを買ってしまいました。丑年なのに...。

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トランクェーバーの店内。

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ペルーの孤児支援のプロジェクト「太陽の子供」で作られた人形。

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ショップオリジナル、こちらもペルーのフェルト製ボール。

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左:ネパールのMithila Art のペン立て。右:フェアトレード&オーガニックのチョコレート。