CBR国内仕様
ご覧のエンジンカバー。
実はこれ、樹脂製のエンジンカバー“カバー”なのです。
そしてチェーンには、樹脂のOリングが……。
前作からこういった日本ならではの
厳しい騒音規制に対応するモディファイが加えられてきた
CBR1000RRですが、今回は馬力の自主規制撤廃に合わせて
118馬力という最高出力との両立のため、
かなりの試行錯誤が行われたのだとか。
それでもビシ〜ッと、法規制に対応しながら
こういうモノを出してくるのはさすがにホンダ。
詳しいインプレは省きますが、
こういうカタチをしたバイクって、
キャリアの少ないライダーにはどうしても敷居が高いもの。
その敷居をグググッと低くして間口を広げ、
その上、奥行きも持たせるという離れ業をやってのけたのが
このバイクだと言えると思います。
心からビギナーにもオススメできる
はじめてのスーパースポーツなんじゃないでしょうか。
「そうは言ってもキビシイんでショ」と思っているアナタ。
騙されたと思って、一度試乗してみて欲しい。
ただ、だからこそ言いたいこともある。
・2000〜3000あたりの極低速がもっと力強かったら……。
・中空3本スポークは今どきちょっと……。
などが、ボクが気になったポイント。
とくにビギナーに勧めたいのに街中やUターンでの
低速の粘りが心もとないのが非常にもったいない。
ま、慣れちゃえば気にならないという意見もあると思うし、
僕自身そうだとも思うのですが、
それだけ他が文句ないだけに、言いたくなるのもまた事実。
ホンダバイクス中村などは大絶賛。
自分には縁のない乗り物だと思っていた
1000ccスーパースポーツが、驚くほど乗りやすい。
ただその事実に夢中になる気持ちはよくわかります。
足周りはしなやかに、エンジンは優しく。
そして決してビギナー向けというワケでもない。
聞けば、
いまやリッタースーパースポーツの
ユーザー平均年齢は、
39.5歳なのだとか。
おやじの乗り物です。
だからこの国内仕様CBR1000RRをスタンダードとして、
あえてもう2グレードのCBR1000RRを出して欲しい。
ここからはボクの妄想ですヨ。
ひとつは
HFT(ホンダの最新ATミッション)搭載のCBR1000RR。
これはシーケンシャルが当たり前の四輪同様、
主にスポーツライディングでのシフトダウンに有効です。
コーナーに思った以上に高い速度で進入してしまい、
シフトダウンしたいんだけど、ショックが怖くてできない……と、
そのまま地蔵状態に陥った経験は誰でもあるはず。
そんなとき、HFTを搭載したマシンなら、
深くバンクした状態から矢継ぎ早に2段落とし……なんて芸当も
朝飯前。まるで夢のようなライディングが可能になるのです。
ぜひ、やってほしいなぁ。
もう1台は、300万円級のCBR1000RR。
エンジンの馬力なんてそのままでもいいから、
豪華な足周りとカーボン外装。
平均年齢ほぼ40歳で、
外車のこのジャンルは200万円超えてるんだから、
いい大人が本気で所有したくなる
NR級(質感と技術という意味でネ)のスーパースポーツを
望みたいのです。
50台限定でもいいから出して欲しい!
この国内仕様、
ディーラーからの受注は2週間で約800台。
いま現在の一番人気は9月に登場する
トリコロールカラーとのこと。
30代後半〜40代といえば、
NSRやV4にときめいた世代。
最初にトリコがが〜っと動くのはよくわかります。
で、その後に白やクロといった
大人向けのバリューをどれだけ発揮できるかが、
今後のスーパースポーツの未来を左右する気がして、
ボクは動向から目が離せないのです。













