曇り→雨→晴れのタイヤテスト
バルセロナの朝は寒い。
しかも曇ってて路面はウェット。
石灰が混じった舗装なので、とっても滑りやすいのだ。
北欧&環太平洋チームの混成である
我々の試乗日はAとBの2チームに分かれて、
まずは公道の試乗からスタート。
現行ディアブロシリーズは今後、
モデル名として“コルサ”や“スーパーコルサ”という
名前は残すものの今後はROSSO(イタリア語で赤)
シリーズとして、新しい世代に変わるということで、
そのベーシックモデルとなるディアブロROSSOの
試乗会を全世界に先がけて行うというのが
今回のプレスローンチの意義。
前日の夜に行われたプレスカンファレンスも
箱形に組まれた椅子に全員がコの字型に腰掛けて
家族的な雰囲気で行うという新しいチャレンジ。
ピレリ開発陣の意欲がうかがえました。
あいにくの雨の中の試乗はしかし、
ディアブロROSSOのウエット性能を知る上で
非常に有意義でした。
ここ近年はタイヤのグリップをコンパウンドに依存して
ハイグリップタイヤを中心に各メーカーが凌ぎを削っています。
それはピレリも例外ではなく、ディアブロ・コルサIIIをはじめとして
トレッドのパートごとにコンパウンドを変える
技術の追求に余念がありません。
しかしこのディアブロROSSOはあえて
トレッドに1パターンのコンパウンドしか使用せず、
そのぶんトレッドを5ゾーンに分けて
内部のスチールベルトをはじめとする
コンストラクションに変化をつけるという
新しい試みが行われていました。
つまりタイヤのグリップを表面のコンパウンドに依存せず、
コンストラクション・グリップで
主にストリートでスーパースポーツやネイキッドに乗る
ライダーに安心して楽しんでもらいたい。
一見地味ですが、非常に明快なコンセプトで
その効果は乗ればすぐにわかります。
テストライダーのアレックスは
「大変な仕事だったけどやりがいもあった」と
自信たっぷりに言っておりました。
今月号の人生投影図で取材させてもらった
テスト部門のボスであるペニージさんは
すでにイタリアに戻ってましたが、
久しぶりに会う人も多く、
この仕事をつづけてて良かったなぁと
しみじみ思ったのでした。
イラリア・カザリーニとも
久しぶりの再会。
知り合いが増えるってのは楽しいもんですネ
左はニュージーランドのジャーナリスト。
荷物が届かなかったため急きょバルセロナの
バイクショップでブーツを購入したらしい……
真ん中はピレリR&Dのボス
マリオ・マリアーニさん。
ディアブロROSSOのコンセプトについて熱く語ってくれました。
右は台湾のバイク雑誌「RIDERS' STYLE」ディレクターの張さん。













