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50年代にハマる

ここ数年、自分の好きなものは全て1950年代。ヴィンテージアロハ、ローライの2眼レフ、インターナショナルの時計、小図安二郎、白州次郎。もちろん小津安二郎や白州次郎は1900年の初めに生まれている。彼らが大活躍した時代が、1950年代なのである。物が完成してしまった時代。これも1950年代。写真の時計やカメラも、ほとんど完成されていると云うより完璧に近い。これらに囲まれ、また側において旅に出るのが今は無情の喜び。なぜか遠い昔に、戻れるような錯覚に陥る。この錯覚が、一種のハマるなのだ。みなさんもアロハに付随する「何か」をみつけてもらいたい。Img_1688

嬉しい

先日ワイキキのモアナサーフライダーのホテルの前で、初老の女性が僕が5年前に作ったアロハシャツを着ていた。同行の人達を見ると、娘さんか息子さんが、結婚式を終えた直後の雰囲気であった。何が嬉しいかと云えば、女性が着てくれたことと、親族の結婚式に着用してくれたことだ。男性はちょぼちょぼであるが、着てくれるようになった。またその家族の雰囲気も幸せいっぱいの笑顔であった。その「儀式」に僕が作ったアロハを着てくれる、こんな幸せなことはない。この前KAT-TUNの亀梨君がシャツを着てくれたという情報を受けた。もちろん嬉しいが、やはり初老の女性が着てくれたことに僕は無情の喜びを感じた。ファンをこれから増やしていきたいと思う。Img_1641

女性

僕はこのビジネスを始めてから7年が経過した。僕はもちろん男なので、アロハシャツ専門で作っていた。ところが、近年女性物を作ってくれとの依頼が出てきた。男物しか作ったことがなかった僕はやったことがない、未知の世界に少し抵抗があった。しかし作ってみると、意外に楽しくやって良かったと思う。キャシー中島の特別仕様も作り、ショップチャンネルというケーブルテレビ用のドレスも作った。この写真のドレスを京都のお茶屋のお母さん(女将さん)に持って行った。和が命のお母さんにアロハ柄のドレス。実にミスマッチで反応がおもしろかった。和洋折衷これからもこれで行こうと思う。女性にもハマってもらいたい!Img_0508

手作り

ハワイでアロハシャツを作るということは、僕にとり非常に重要なことだ。企画と生産はハワイ、これは譲れない。生地の染めはもちろん日本だ。ハワイの縫製工場では当たり前であるが、1枚、1枚手作りでやっている。カッティングもボタン付けも、縫製もアイロンもである。色々な分野でオートメーション化が進んでいるが、これは手作業なのだ。それ故に「一生懸命な力」をいつももらっていると僕は感じる。ブラザーのミシンはさすがに世界では定評がある。1枚の有り難みが、ハマる一歩である。そんなことを考え購入し、また着用してもらいたい!Img_0475

KC kiuchi


  • 1964年東京生まれ。1999年、ハワイへ渡る。現在はホノルルで、アロハ・シャツ制作と執筆活動に従事。目覚まし時計と腕時計を必要としない自由人。