こだわりの左官!【世田谷住宅編】
僕たちが普段手掛けさせてもらってる住宅は、
素材や質感にこだわり、写真では写らない空気感を大切に考えています
以前からご紹介している、世田谷のお宅は 特に左官にこだわりました
お客さんのこだわりも強く、ご自身で色々と材料や色のサンプルを取り寄せて、
考えていきました
今回使ったのは、ちょっと特殊な左官材で、
イメージしたのは、下の写真のような アメリカ・サンタフェにある家のような左官の仕上げ
しかし、サンタフェの家と日本の家の作り方は根本的に違うので、
どうしようかと色々と検討しました
そもそも、何が違うのかというと、サンタフェ地方の家は、
ストローベイル工法と言って、壁が藁と土でできている家が多いので、
壁が真っ直ぐではなく 柔らかい印象を与えることが出来ます
こんなに違うので、日本では仕上げも真っ直ぐキレイに仕上げるのは得意でも、
柔らかい感じを出すのが、非常に難しいんですね~
そこで、今回 左官の質感を出すために
ある物を混ぜた左官材料を使ってみました
その、あるものとは、、、
これ、ビニロン繊維と呼ばれる合成繊維です。
すると、どうでしょう!
ざっくりとした左官の表情と、質感が出ました!!
かなり良い感じです~!
ちょっとしたことなんですが、角を少し丸めるだけで
印象ががらっと変わります
写真では表現されにくい素材の表情や質感ですが、
実際にそこに住む人にとっては
非常に重要なポイントなんですよね~
ナカジマ
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