『天然オイルを要求するー!』Cerevoが【1/8タチコマ】をリアライズした

いやね。もう、悶絶ですw

電源入れると、タチコマの声優さんの玉川佐記子さんの声で
『また会いに来てくれたんですね! 光栄ですぅ! ……オンラインにすることに成功しました! ヒャーッ! 経験値上りそうな気配っ!』
って言うんですよ。

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もちろん、Cerevoのことですから、ただの録音音声が再生されているわけではありません。

なにしろ、正式は商品名は『うごく、しゃべる、並列化する。1/8 タチコマ』ですw 価格も15万7400円! 正直、それが『安いっ!』って思えるほどすごい製品です。

ちなみに、本日(3月23日)から受け付け開始だそうです。商品の発送は6月の予定とのこと。

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(模型はローアングルで撮るのが鉄則ですなっ!)

まず、一連のCerevoの製品と同様、インターネットに接続します。コネクテッド・ハードウェアです。

まず、音声認識します。しかも、ちゃんと自然言語認識して、玉川さんの声を元にした音声で返答してくれます。


YouTube: Cerevoに製造してもらったんだ! と身振りを交えて話す1/8タチコマ


丸い球状のところにはカメラがついていて、上下左右に動くのですが、そのカメラで撮影した映像を、ディープラーニングで作ってデータベースで解析して、何が写ってるかを認識します。

つまり、バナナを見せて『タチコマ、これは何?』と聞くと、『バナナですよね!』って解答してくれるんです。

もう、これだけで某100万円ぐらいするロボットよりすごい。音声認識にも画像認識にも人工知能って言われたりするディープラーニングのAPIが組み合わされているので、いきなりすごいことになってます。

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その上、走る! 15個のサーボに6つのDCモーターと、22軸で動作。間接もぐにょぐにょ動きます。ちなみに、DCモーターは車輪を動かすのに4個、目玉……というかカメラを動かすのにX軸、Y軸で2個使ってます。

ちょっとメカ詳しい人だと、この不自然な位置に付く車輪をどうやって動かすんだろう? って思うかもしれませんが、モーターは脚の下部に縦方向に内蔵されていて、べベルギアで車輪を駆動します。

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ちなみに、重心の関係上、バッテリーは4本の足にそれぞれ1本ずつ内蔵されていて、並列で接続されています。

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感覚的には後ろのポットにでも内蔵したいところですが、そんなところに内蔵すると、あっという間にひっくり返るのだそうです。本体内はサーボなどでいっぱい。そりゃそうか。でも、4本の脚に下から、モーター、バッテリー、サーボなどがギッシリ詰ってるかと思うと、さすがは多脚式戦車……と妙なところに感心してしまいます。

ちなみに、だからといって足が太くディフォルメされているワケではなく、基本的にはアニメで使われた図面の通り作られているらしいです。というか、アニメのデータから成形されるワケですから、実物を寸分たがわぬものができるワケです。

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なんか、カニっぽいですね。甲殻機動隊?

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しかし、こういう形状のものをサーボのトルクで支えようとすると、かなり大変な気がします。本体に近い関節とか、力点、作用点が遠くなるから、かなり負荷がかかりそうなものですがねぇ。関節から覗くケーブルを見るとJRのサーボかしらんとラジコンオールドタイプの私は思ってしまいますが、今はいろんな他のメーカーもこの色のケーブルを使ってるんでしょうかね?


YouTube: 『うごく、しゃべる、並列化する。1/8 タチコマ』はこんな風に走る!


さて、話がそれてしまいましたが、もうちょっと音声認識と画像認識の話をしましょう。

話しかけた人の音声は、Googleの音声認識で認識され、語意認識はジェットラン。そして、意味を解析して、返事をする際の音声合成エンジンはAIのものが使われています。さらに画像認識はMicrosoftのコグニティブエンジン。もう、数年前には影もカタチもなかったような、最先端のテクノロジーがふんだんに使われています。

あらかじめ玉川さんが録音した音声が600種類以上、それ以外の会話については玉川さんの音声をベースにした音声合成で会話します。ネット連携機能を持ち、Googleカレンダーと連携して予定を教えてくれたり、『明日の天気は?』などと聞くと、合成音声で答えてくれたりします。


YouTube: 明日の天気は?  と聞かれたタチコマは、ネットにアクセスしてこう答える


よく分からない人には『アニメのロボットのオモチャ』に見えるかもしれませんが、むしろ『ネットに繋がり人工知能を利用して人とコミュニケーションするロボット』に近いです。オモチャという人は、『マネできるものならしてみろ!』って言いたくなりますよね(笑)そして、これぞクールジャパンw

さらにっ! アニメのタチコマにあったように、並列化も可能です。

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すべての1/8タチコマはインターネットを介して、学習したデータを共有しており、ある人がレモンを画像認識させて『レモンは甘いよ!』と記憶させると、しばらくすると、1/8タチコマたちは『レモンは甘いらしいですね!』と言うようになるというワケです。

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劇場版のアニメから20年以上経ってるわけですが、ついに人類はここまできたわけです。義体化はまだ全然進んでませんし、電脳化も進んでませんが、『うごく、しゃべる、並列化する。1/8 タチコマ』で遊べる世の中はやってきたワケです。


YouTube: 『笑い男』について聞かれた1/8タチコマはこう答える



YouTube: 『草彅素子のマネをして』と言われた1/8タチコマはこう振る舞う

発売記念のSPECIAL EDITIONでは一部のパーツにアルミ削り出しパーツを使用し、17万7400円で発売するとのこと。

買って、塗装したり、ディテールアップしたり、ウェザリングを施したりするのも楽しそうですねぇ。

もうちょっと、細かい情報を補足しておくと、本来、関節の動作範囲はもっと広いようなのですが、現状まだテスト中ということで可動範囲を狭めてデモしているようです。大きく足を動かしたりすると、レバー比が高くなって関節にストレスがかかりますからね。実際にはもっと派手はアクションも可能になるようです。また、言葉を覚えて並列化したりはしますが、『攻殻機動隊』の作品の世界観を壊すような言葉(たとえば、下品な話など)はフィルタリングされるそうです。あくまで、世界観を楽しむための製品です。また、実は『例の歌』も歌える機能もあるようですが、ただいま権利問題の交渉などを行っているようです。

いずれにしても、なんともすごいモノが製品化されてしまったものです。

ああ、欲しいなぁ……。

ちなみに、3月25日からの『Anime Japan 2017』や、3月31日に福岡で開催される『「映画×リアル」〜「福岡IoT元年」×cross fm』でも展示されるそうです。



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